2007年1月、太鼓持あらいの三国北前音頭DVDが完成・発売された。(1998年に太鼓持あらいのホームページ開設 http://www.mitene.or.jp/~houkan/)
北前船の歴史と文化を背景に三国に来て頂く、楽しんで頂く、お土産を持って帰って頂くの3部構成になっている。作詞・作曲・歌・振り付けも芸達者なあらいさんが担当。子供からお年寄りまで楽しめるような振り付けもわかりやすく解説している。
北前船とは、江戸時代から明治時代にかけて、三国湊など日本海側の諸港と北海道まで結んだ船で、その模型はみくに龍翔館にも展示されている。http://www.city.fukui-sakai.lg.jp/static/00000179/001/00000179.html
私は歌の録音(太鼓と三味線のカラオケ音源は2005年に別の方が収録済み)から踊り、お座敷遊びまでのビデオ録画、DVDオーサリング、パッケージデザインなどを担当させて頂いた。
2006年師走に行われた三国の料亭での最終収録には地元テレビ局の取材も入り緊張感が漂った。(2007年1月29日の夕方のニュースでも「DVDで三国のまちおこし」という切り口で約4分間に渡って報道された。)
夕方から複数のビデオカメラ・マイクや照明器具、PowerBook G4なども持ち込んで大童(おおわらわ)。最後は、三国町商工会青年部有志も加わってのお座敷遊びを収録。赤襷(たすき)とお座布団も華やかに、笑いが絶えない楽しい撮影だった。
DVDは、注意書きテロップの後、「前口上」、「踊り指南」、「カラオケ」、「座敷踊り」、「座敷遊び」のモーションメニューを付け、好きな部分だけを楽しめるDVDビデオの特性を活かしたものに仕上げた。もちろん、全編(11分)を通して視聴できるボタンもある。
振り付け構成の基本思考を「太極」としたこと、日本古代からの「陰陽思想」、近江の彦主人王(ひこうし)と結婚した振姫(三国にゆかりのある26代継体天皇様の母親)のことなど歴史的側面も解説しており、単なる歌と踊りのDVDの範疇に収まっているものではない。太鼓持ち本来のお座敷芸を収録したものではないが、1枚手元に置いておいても損はない一品だ。
興味のある方は、マイク・ヨコハマまで連絡して頂けると郵送したします。(送料別1000円税込み)
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