福井県内の法人タクシー・個人タクシーは、2008年1月から正常化され、喜んでいる。(参考ページ:NPO法人スワングループ会報「春夏秋冬」097号http://npo.mike.co.jp/letter/08097.html)
これは、東京都と並んで8番目ということなので高く評価できる。他の地方も追随して欲しいところだ。
街中に溢れるタバコの自動販売機(未成年者が購入するということで児童販売機と呼ばれることもある)に黄色い目立ったステッカーが貼られるようになった。宣伝するわけではないが、タスポ(http://www.taspo.jp/)と呼ばれる成人認識カード導入のお知らせのようだ。その目的は「未成年者の喫煙防止の取り組みは、社会全体の要望であることはもちろん、たばこ業界としても最重要課題として位置づけております。そこで、未成年者の喫煙防止対策の一環として、2008年より「taspo(タスポ)」対応の「成人識別たばこ自動販売機」を導入します。」とある。
試しに申し込んでみたが、いろいろな書類が必要な上に、顔写真も必要。また、受け取りにも印鑑が必要で非常に面倒な手続きを経ないとプラスティック製のカードは手に入らない。
福井では2008年6月からの運用の予定で、全国的には7月から運用が始まるようだ。すでにモデル地区として開始している鹿児島県・宮崎県では、タバコ自動販売機での売り上げが減っているとのニュースも流れている。もちろん、対面販売のコンビニやタバコ店ではカードなしで購入できるので全体としては変化がない。
なぜ、JTがこんな面倒くさい手続きを経ないと手に入らないカードを導入したのかと考えてみると、日本禁煙学会(http://www.nosmoke55.jp/)の作田学理事長もご指摘のように、「タバコ自動販売機を街中に残すためのポーズ」なのです。カードの貸し借りは禁止されていますが、現実には親や先輩から借りたカードで未成年者のタバコ購入は減っていません。(2004年に種子島での社会実験の結果)
ちなみに、国税庁のサイト(http://www.nta.go.jp/shiraberu/senmonjoho/sake/miseinen/jihanki2007/01.htm)では
、「従来型の酒類自動販売機の撤廃を指導する」と明記されています。タバコも同様に街中から自動販売機を撤去することがもっとも効果的なのです。娯楽施設内の酒類自動販売機は結構残っているが、路上からほとんど消えている。これは、飲酒運転防止の観点からも有効だ。
WHO(世界保健機関) 世界禁煙デーは、5月31日だが、2008年のテーマは、TOBACCO-FREE YOUTH <若者へのタバコの売り込みをやめさせよう>となっており、いっそうの啓蒙活動が必要だ。(http://www.who.int/tobacco/wntd/2008/en/) |