横濱たよりロゴ 第246号 2008.8.12
 写真家・親泊健さん(沖縄出身)福井駅前で写真集販売

越前市文化センター(旧武生市) 主催者挨拶 現代シーン(田丸麻紀) 昭和シーン(藤谷美紀)
 プールから帰り一休みしている時、福井新聞のニュースサイトで「沖縄の写真家が写真集制作し来福」という記事を偶然見つけた。
ポスター立て看板http://www.fukuishimbun.co.jp/modules/news2/article.php?storyid=4748
 その日まで福井に滞在していると書いてあったので、携帯電話(090-7929-5212)に連絡を入れ、福井駅前のマクドナルドの隣に急いで行ってみた。
 親泊健(おやどまり たけし)さん(1973年沖縄生まれ)は、写真フレームや写真集を広げて、にこやかにたたずんでいた。
 未だにニコン製のアナログカメラを使っているという。写真以外に、オリジナルTシャツやエコバックも並べて販売していた。売り上げの1割はNGOに寄付すると言っていた。
 沖縄を出発し、小型のモーターサイクルで旅をしながら北上してきたという。訪問先ではローカル新聞社に立ち寄り報道して貰いながら手作りの写真集(CDサイズ約60ページ)を販売しているという。高校生らでも買えるように500円という設定にしているらしい。
http://ryukyushimpo.jp/news/storyid-134061-storytopic-6.html
http://www.the-miyanichi.co.jp/contents/?itemid=9327
 M's News を手渡し、しばらく話をした後、写真集6冊(少し割り引きされて2800円也)を購入した。
 日本の都道府県はだいたい行ったことがあるが、沖縄は足を踏み入れたことがない。第2次世界大戦の激戦地でもあり、彼の父親も被害になっていることなども聞かされた。モンゴル、イラク、パレスチナにも興味があったし、新宿のホームレスにも興味があった。
 現状を伝えるということに主眼がおかれているようで、それをどのように解決していきたいというメッセージはないようだった。
 どの報道にも書かれてはいないが、旅をしているパートナーも別の小型バイクに乗っていた。写真は撮れなかったが若くて笑顔の素敵な女性だった。
 これから敦賀まで走って、フェリーで北海道に渡る計画だと話してくれた。
 私も25歳頃、カメラ片手にアメリカ大陸を1年がかりで放浪(EZア・メ・カ参照)していたことがあったが、パートナーもなくいつも一人だった。
 JT製タバコ(銘柄はキャビン)を手にしている彼に「戦争に反対するならタバコは止めるべきだ」と言い残してその場を去った。
 

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