横濱たよりロゴ 第257号 2009.2.23
 雨の勝山左義長祭り

左義長の櫓 風刺川柳 作り物展示 町内ごとに色の違う短冊
 2009年2月22日(日)に勝山左義長祭りを見てきた。祭りのハイライトは21時過ぎから始まるどんど焼きだが、翌日の生活を考え実物を見たのはこれまで1度しかない。
http://www.city.katsuyama.fukui.jp/kankou/sagityo/top.htm
 例年、2月の最終土日に開催されるが、今年は少し早い開催となった。
 横濱たより045号でも「日本の奇祭」として取り上げたが、当然のごとく雪がちらついていた。

勝山城駐車場のみるく館 数年ぶりに出かけたのだが、櫓の数も増えていたのか規模が拡大していたのか交通規制が厳しくなり、いつもいく手打ちそば・八助の駐車場まで入れなかった。
 何かの記事で読んだのだが、和太鼓に腰を掛る人がひとりとおどけながら太鼓を叩く人が2人という形式は全国でもほとんどみられないものだという。考えてみると神聖な太鼓に腰掛けているというのも凄い話だ。
 風刺川柳はまさに時代を映す鏡で、100年に一度の不況やオバマ大統領に関するものが多かった。
 生活用品を使った独特の作り物も趣向を凝らしており、夕方の電話がひっくり返って展示してあるものは振り込め詐欺をモチーフにしたものだった。
 多くの露天商と見物客が行き交う本町通りを歩きながら、ふと、インターネットとの共通点が頭に浮かんだ。
 勝山左義長祭りの櫓は、ウエブサーバーのようで、共通のプロトコルで結ばれているが、それぞれは独自の文化(節回しや叩き方、短冊)を持っている。賑わっているところもあれば、層でないところもある。フィナーレのどんど焼きもそれぞれの町内で御神体をつくり燃やす。
 ピラミッド型の構造ではなく、どこかにホストコンピュータがあるわけではなく、それぞれの良さを活かしながらネットワークで結ばれているのがインターネット的だと感じたのだ。福井県大学連携支援事業であちこちの高等教育機関を回っているからそう感じたのかも知れない。

 勝山といえばラブリー牧場直営のみるく茶屋。(勝山城駐車場)
 当然、NPO法人スワングループ認定「おいしい空気のお店」だが、行きか帰りに立ち寄るのか普通になっている。今回はみるく食パンなどを買って帰った。

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