2009年3月15日(日)早朝に横濱商館を出て、20日(金)の夜に帰ってきた。今回は、タイ・プーケット島で開かれたWeb-Based Education2009(The International Association of Science and Technology for Development (IASTED)主催)という情報教育系の国際学会に参加するのが目的だった。
2008年11月から働き始めたFレックス(http://f-leccs.jp/ 文部科学省の創造的大学間支援事業のひとつで福井県立大学が中心となっている)のコミュニティ推進員としての参加。
タイ・プーケット出張が決まってから福井市のタイ家庭料理「プラテュータイ」(「おいしい空気のお店」認定店)に食事に行き、タイ語や風習的なことを勉強していた。その中でリピーターの方に「タバコは吸われますか?タイは本当に吸う場所が少ないですよ」と言われたことがあった。
アジアでは、シンガポールのタバコ対策が進んでいることは広く知られているが、タイはどんな感じか興味があった。2007年に訪れたベトナムは、日本よりも10年は遅れている印象だった。国の法律で国民のタバコ使用を禁止している仏教国「ブータン王国」に行くチャンスを伺っている。
行ってみて驚いたが、タイはかなりのタバコ対策の先進国だった。タイは広告制作の世界でも先進国として知られているが、その辺のビジュアル戦略も功を奏しているのかも知れない。
2008年12月に越前市市民公開講座でご一緒させていただいた日本禁煙学会の作田学さんの講演で、世界の現状と日本の現状を話してくださったが行ってみるとその違いがよく分かった。
具体的にいうと、まず、罰金を明記した禁煙表示があちこちに貼られている点。スローガンではなく法律。
タバコのパッケージの半分はグロテスクな写真が使われており、コンビニのレジの後ろにカバー付きで並べてあるため、目に触れることもない。もちろん、けばけばしい自動販売機(別名:児童向け販売機)が広告付きで置いてある日本とは大違い。ディスニー映画の指針同様「ポルノ」「暴力」と「タバコ」は同列だ。子どもの目に触れない対策が必要だ。
詳しい経緯はまだ、調査中だが、2000年以降に首相が変わってから急激に正常化(無煙化)が進んだようだ。何事も意識改革と法整備が重要だ。ホテル内のレストランもバー(夜のみ営業)も安心して利用できるが、ホームページには昔の写真なので灰皿が写っていた。
日本もタバコ環境の正常化が進んできてはいるがまだまだ、改善点は多い。
出来ることから声を上げて改善していきたい。
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