2010年6月20日の「どこより早い iPadインターネット教室」(第292号参照)に続き、2011年は1月22日に「子どもをもつ親のための
インターネット安全利用講座」を実施。
普段は、写真撮影やナレーション録音に使用する横濱商館ピクセルスタジオをセミナー会場としてアレンジした。小学校や保育園のママダチが集まってくれた。
今回の講座は、福井県安全環境部県民安全課の子育て・少子化・青少年分野の事業の一環で、企画・運営は、地元優良企業の江守商事が担当していた。
2年ほど前にも近くの中学校で福井県警の主催するインターネット安全教室を受講したことが有ったが、少し視点が違っていて面白かった。
プレゼンテーション担当者は、かなり慣れた感じで、配付資料にとらわれず、流れるように説明を進めていった。
インターネットに潜む危険として、「ネット依存」「ネットいじめ」「犯罪被害」「フィッシング詐欺」「ワンクリック詐欺」「チェーンメール」が説明されたいたが、個人的に関心のあるのは、「ネット依存」。ブロガーの小学校5年生の娘は、かなり依存が進んでいて心配だ。
プロフなどで、友達希望を「トモキ」と略するとは知らなかった。インターナット社会がどうなっているかを、親の方も勉強する必要があるというにもポイント。
今回の講座で印象に残ったのは、家庭内でのルール作りのポイントとして、「目的をきちんと説明する」「厳しすぎない」「友人宅のルールも考慮」「成長に合わせて時々見直す」が必要というのに納得した。
子ども向けのフィルター機能に「ギャンブルの描写」「ヌード」の間に「タバコ使用の描写」という項目があり、NPOスワングループの活動内容との関連性を強く感じた。
「タバコ使用」というのは、アメリカの映画規制にもあるように、「暴力」「セックス」と同列だ。
インターネット安全の大きなテーマは、携帯電話に移行しているのが最近の傾向のようだ。パソコンをメインに使っているのは、私やパートナーでイラストレーターの月田千栄子のように、何かを制作する必要のあるクリエーター(プログラム制作者含む)だけのようで、日本社会では少数派になりつつあると感じた。
携帯電話の画面をRGB信号に変換し、プロジェクターでも映し出せる器具を初めて見たが、これは便利と欲しくなった。それほど、多くは無いがいろいろとプレゼンテーションする機会がある。
インターネット安全利用講座であったが、家庭内での対話やコミュニケーションの重要性を再認識させられる大変貴重なものだったと感謝している。
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