横濱たよりロゴ 第314号 2011.6.11
 図鑑にも載ってる栢野(かやの)大杉(石川県加賀市)

くらべる図鑑(小学館) 浮橋参道と大杉 こおろぎ橋からくり時計(山中温泉)
 小学校に上がったばかりの息子は、小学館の図鑑NEOシリーズにはまっていて毎日眺めています。植物、宇宙、恐竜などの分野別のものも充実していますが、一番面白いのは、いろいろな角度から比較したものを見せてくれる「くらべる図鑑」だ。その中で、大きな植物のページで石川県加賀市に54.8mもある栢野大杉(かやのおおすぎ)というのが載っていた。その他は、海外だったり沖縄県の縄文杉だったりでおいそれとは見に行けません。福井からだと1時間程度の場所なので行ってみてきた 。
栢野大杉(かやのおおすぎ) 加賀温泉郷は、一時期、料理撮影で頻繁に訪れていましたが、10年ぶりくらいに足を踏み入れた山中温泉は、こざっぱりとした町並みに変わっていました。もちろん、こおろぎ橋は昔のままで、良い味を出して観光客の散策コースのまま。
 2005年に加賀市と合併したときに作られたからくり時計のある一角は、総湯や足湯が楽しめるお祭り広場になっていた。
 栢野大杉は、温泉街を2分ほど奥に登ったところにありました。国の天然記念物にも指定され、菅原神社の境内にそびえる神木で樹齢約2300年といわれ、周囲が11mで大人が7人位で手を繋ぐほど。境内には4本の大杉もあり、観光客が踏み荒らさないように浮橋参道が整備され、当然、火災防止の観点からもタバコ環境についても配慮されている。
 図鑑で知るまで私も知らなかった程のマイナースポットながら、ひっきりなしに観光客が訪れる。決して混雑するわけでもなく、まったく人影が途絶える訳でもないこの地区に1軒の茶屋がたたずんでいた。その名は、「大杉茶屋」。
 図鑑をお見せしたが初めて知ったというほど商売っ気はない。名物草だんごは売り切れ。ちまきと草もちを注文し食べようとすると、お茶を無料で出してくれた。
 後で知ったのだが、800年の歴史を誇るお店らしい。ブログ参照。
 なんとも、不思議な福井県から石川県までの日帰り旅行だった。
 

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