フランスポスターデザインの巨匠・レイモン・サヴィニャック展オープニングのギャラリートークに行ってきた。
ポスターのある展示室ではなく、特設会場でプロジェクターを使っての解説。協賛にフランスの文具・家庭用品メーカーBICが付き、ノートとボールペンのプレゼント付き。
裏話満載のトークは、山下純弘氏(ギィアンティックギャラリー主宰)。福島県にボランティアでケーキ作りをしに行った話から入り、何ともエネルギッシュにエキサイティングな1時間だった。サヴィニャック(1907〜2002)が晩年を過ごした港町・トルーヴィル・シュル・メールが、山もあり海もあるあわら市と似ていることから姉妹都市になれないかとの構想も飛び出し驚かされた。
展示は、「ユーモアは魔法の薬。ストレスから心を開放し、頭を回転させ、自由な発想を育む。それは日々、味わうべきもの」という彼の思想を具現化したような感じだった。
私が好きなのは、元旦に見た3D映画にもなった「タンタンの冒険」をモチーフにした「タンタンオレンジ」1962年作と、ブルーと白で構成された「トルーヴィル」1993年作あたりだろうか。
広告写真の台頭で仕事が激減した時代もあったというのが感慨深かった。
ギャラリートークは、作家本人や関係者のディープな話が聞けるのでお得だ。サイン会が同時開催されることも多い。
2012年2月12日(日)14時からも予定されているので、足を運ぶことをお奨めする。
金津創作の森をオンラインマガジン「横濱たより」で最初に扱ったのは、第064号(2001.9.4)。それ以前には、多くの結婚式・披露宴の写真撮影、展覧会で足を運んだ場所で想い出も多い。
クラフトマーケットもできるだけ参加するようにしている。
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