福井市木田小学校で行われた宿泊避難訓練(2012.9.22〜23/木田地区自主防災会連絡協議会)に息子と参加してきた。6月の防災訓練とはまったく別の取り組み。
日中の特殊車両体験や初期消火体験は、パートナーの月田千栄子が引率し、乾パン・おかゆ缶詰の夕食後の津波対策DVD上映から私と交代した。
小学校の体育館に寝袋でお泊まりするのはワクワクする体験なので子ども達はハイテンション。お楽しみ花火大会も盛り上がった。
福井市危機管理室長・飛田幸平さんの講演は、3.11でレスキュー隊を組織して20時間近く掛けて岩手県陸前高田に行った話から入り、ボランティア参加ではわからない生の迫力がひしひしと伝わった。
すぐに出来る防災対策としての挨拶や声かけなど「互近助(ご近所)」の重要性を説く実りあるモノで、思わず身を乗り出して話に集中した。
被災地で最も必要とされるものは「情報」という話や、子ども達をキャンプに連れて行き、テントを立てたり、火を起こして食事を作るなどの体験をさせると良いなど、具体的なアドバイスもすぐに実践したいと思った。
早朝5時には、強い雨音で目が覚め、6時半からラジオ体操。炊き出しによるおにぎり・味噌汁・ゆで卵の朝食を食べ、全員で掃除をしてから木田公民館長の挨拶で7時半には解散となった。
挨拶の中で、2007年7月18日に木田地区で足羽川が決壊した「福井豪雨災害」の5日前に起こった「新潟豪雨災害」を他人事として見ていたが、常に自分のこととして考えることが重要という言葉が印象に残った。
「災害は、忘れなくてもやってくる」らしい。
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