1987年にアメリカ旅行から帰り、商業写真家として活動を開始し、2001年からは、ムービー部門も営業品目に加えてきた。急激なパソコンとインターネットの発展が、制作の幅を広げてくれた格好だ。
一般市民から見るとムービーの仕事というと当日を記録する婚礼ビデオが頭に浮かぶようだが、事前に制作する生い立ちビデオの制作なども扱っている。静止画をベースにムービーを作るモノだが、BGMのテンポに合わせて映像やテロップを合わせていく音声主体の仕事だ。
ステージ(ダンス・音楽)ビデオは、2〜4台のビデオカメラを同時に回しての撮影になるので、現場に持ち込む機材が大がかりになる。また、収録時間も3時間を超えるものも多く、マルチトラックの編集で膨大な時間がかかる。講演会の記録ビデオもほぼ同じだが、事前にどのような進行をするのか、重要な資料はどれなのかなど、事前の準備が肝心だ。
PRビデオ制作は、完成したものは数分から10分程度と比較的短いので、DVDに書き出すだけなく、YouTubeなどを利用してのネット配信を合わせることが多い。2007年頃から利用してきているが、どんどん画質が上がり、今では、ハイビジョン映像の配信も可能となっている。
PRビデオの制作には、きちんとした設計図が必要で、全体を見渡せるシナリオ、カット割りも含めた絵コンテ、音声トラックに必要な録音など事前の計画がクオリティを大きく左右する。アフレコと呼ばれるナレーションの録音をかぶせることもあり、短い割に手間暇が掛かる。
ビデオカメラを使った仕事として、あまり知られていないが「送出」というものもある。これは、ライブイベントで、大型スクリーンにステージ上の人物や掲示物を映し出すカメラを操作する仕事だ。場合によっては、複数のビデオカメラを開場に配置し、スイッチャーと呼ばれるスタッフとインカム(トランシーバーの一種)を付けての共同作業となる。
ビデオカメラを使った仕事はいろいろなものがあるが、まずは、こんなことは出来ないかと気軽にマイク・ヨコハマに相談して欲しい。
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