年に数回、東京に出張(撮影、研修、視察)があるが、2013年1月には、二泊三日で東京・横浜を回ってきた。
初日は、22年ぶりにフリーライターの倉田楽氏と忠犬ハチ公前で再会し、渋谷でランチ&ティータイム。新しくできた渋谷ヒカリエ8階の「d47食堂」は、47都道府県の食をテーマにデザインコンセプトがはっきりしていて楽しかった。鹿児島産の地サーダーを飲んだ。夕方は、アップルストア銀座で音楽制作ソフトの研修。パッケージソフトの売り場が姿を消し、初心者用のサポートスペースに変わっていた。
2日目は、都内でビデオ&写真撮影。機材があまりに重くて移動が大変だった。夕方から渋谷を徘徊したが、ウクレレ専用カポタストを売っているイシバシ楽器、中古漫画専門店から発展した「まんだらけ」など刺激的なお店が目白押し。とにかく、活気がある。アップルストア渋谷は、レッスンスタジオはなくこじんまりとしている。
3日目は、未来のこどもたちへ贈る「へそのお音楽会」。36回を数える息の長いコンサート&講演会。ボイスメッセンジャー(フリーアナウンサー)・バーランド和代氏の読み聞かせや紙芝居を撮影させていただいた。急いで、東横線でパシフィコ横浜(日本最大の複合コンベンションセンター)で始まったカメラと写真映像の情報発信イベント「CPプラス」の視察。日本国内外のカメラ・機材メーカーが出展展示しているが、目新しいモノは何も無い。撮影そのものよりも、撮影後のデジタル処理に重点が移っているような印象を受けた。プロ向けの一眼レフカメラのムービー制作セッションを受講し新幹線で福井に戻った。25年前に住んでいた横浜は発展しているようだったが、東京に吸収されてしまったようで残念な感じ。
東京に行くと感じるのだが、日本語は通じるものの外国のようだ。電車で移動するという非日常もそうだし、3人乗り自転車が行き交う住宅街は、雪国福井から来た私には、外国旅行に来たような錯覚を覚えた。日本には、「トウキョウ」と「チホウ」という2つの国が同居しているのかも知れない。
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