2014年9月5日に福井市アオッサ7階で開催されたセミナーに参加して来た。
通常、発達障害者関係のイベントには、医療関係、福祉関係からの視点が多いが、主催が福井水仙ロータリークラブであり、企業家も参加して、就職しやすい環境作りについても活発に話し合われた。
最初の講演は、福井県立大学の清水聡教授(JDDネット福井 代表)。わかりやすい資料を使ってプラスの特性、マイナスの特性などを解説。
次の講演は、福井障害者職業センターの伊藤富士雄氏。発達障害だけでなく、他の障害者の現状もふまえての解説。公的支援策など専門家ならではの視点。
会場から質問を集約しての質疑応答は、予定時間を延長して活発に行われていた。特に、すでに、発達障害者を雇用している企業から他の従業員との折り合いの付け方や、雇用者としてのメリットなどの質問は、医療や福祉的な側面ではなく新鮮だった。
外国人を雇用した企業が、マニュアルにイラストや写真を多用したり、職場環境を新たな視点で改善できたりと、多文化共生的な視点も大切だと感じた。
参考:発達障害者のライフプラン(2014.02.23) 発達障害時の特性の理解と雇用について(2014.02.24) ムービー号外ページ
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