横濱たよりロゴ 第417号 2014.10.16
 「写真でとらえる身近な科学現象」普及のための写真教室(1)

プロからのアドバイス 学園が用意してくれた撮影対象物 隣の部屋で光を使った実験の撮影実習 連続光で自由落下を撮影
 NPOふくい科学学園香川喜一郎理事長)主催の写真教室で講師を務めている。2014年10月12日は福井市アオッサで26日はおさごえ民家園の2回連続講座。
広報に使ったLEDとグラスの写真 これまで、多くの団体の依頼で「プロが教えるデジカメ教室」を実施してきたが、3ヶ月以上前から何度も実験器具を交えて打ち合わせを重ねて来たのは初めて。すでに、国立大学名誉教授を退官された香川理事長の熱意とパワーを感じる。また、珈琲やケーキなども用意され、学園の会場運営能力は高い。
 講座はいつものように、機械いじりのワンポイントレッスンではなく、プロがどのように考えて写真を撮っているかの5つの段階から話を切り出し、学園が用意してくれた小物撮影の実習に入った。他の講座では、人物撮影の実習をするのが常だが、今回は科学写真にフォーカスしたユニークな構成。
 休憩を挟んで隣の部屋に用意した10種類ほどの光の実験を交代しながら撮影。長時間露光になるため、レンタル用の三脚も5〜6本用意した。参加者が興味を示したのは、広報にも使ったLED照明とグラスの撮影方法。科学写真的な技術と商業写真的な技法が要求される1枚。
 講義室に戻り、ストロボの連続光を使って自由落下を撮影する実習も行った。設定を変えて何度かチャレンジしたが、ご自分で撮影された映像を見て、参加者の目が輝いていた。
 まとめの後,宿題(写真の提出)を出して2週間後の講座となったが、1回だけの参加でも楽しめるようにプログラムを組んでいる。
 大学で物理学と化学の両方の分野を学んだ安全工学科を卒業したことが役に立ったようだ。
 写真やムービー制作講師の依頼は遠慮なくどうぞ。 講座ムービーへリンク
 

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