例年2月に、福井大学医学部附属病院臨床教育研修センターで開かれる「医学生、研修医等をサポートするための会」という講演会のビデオ収録を続けてさせて頂いている。
以前は、「女性医学生、女性研修医」がターゲットだったが、数年前から男女問わずの対象となったようだ。福井県独自の取り組みではないようで、ネット検索すると全国各地の同様な取り組みが出てくる。作文コンクール表彰式や懇親会を組み込んだ取り組みも見られる。
福井では、病院内のドトールからサンドイッチ、珈琲、紅茶が運び込まれ、リラックスした雰囲気の中で、4人の先輩医師から「卒後臨床研修から専門医、学位取得までのワーク・ライフ・バランス」などをテーマにした講演と質疑応答のコーナーが設けられている。
ワーク・ライフ・バランスを取るのが非常に難しいハードな仕事で、「臨床、研究、教育」に分類されているようだった。私の仕事の場合は、「営業、制作(撮影含む)、納品・集金」が繋がっている感じ。入口と出口は常にクライアントとの折衝になる。
あらゆる職業が細分化・専門分野化されるなかで、家庭医という専門医の存在もわかった。病院は、病気を治す場所だが、家庭は、病気の患者だけでなく、その家族のケアも重要で幅広い知識と判断力が要求されるという。
1年生のうちから参加し積極的に質問する学生さんもいるが、医学部入学が目標となっていて、その先の方向性を見失っている学生さんも見受けられた。
留年経験がある先輩医師が、常に上から目線で見ていたのが底辺から見ることができるようになり視野が広がったという話が出たこともあったが、こういった医師に診察してもらいたい。
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