福井県立美術館隣の喫茶ニホで、「毎月のテーマに沿って、アートの過去や未来を世界的な視野で学ぶ」新しい試みが動き出した。2015年1月に第1回が開催され、近現代美術に関する9回目までのプログラムが出来上がっており、第2回目に参加することができた。
長らく東京銀座でオークション会社の運営などを手がけ、世界の近現代美術に造詣の深い福井県出身の阪井英治氏(62歳)がナビゲーターを務めている。
本物の美術品を間近で見られ、本物のアート情報にふれることができるというので、当初の10名程度の参加者の想定を遥かに越え、2日間の開催でもキャンセル待ちが出るほどの人気だ。
時を同じくして、友人がFacebook上に「寝ても醒めても映画好きの会」というグループを立ち上げメンバーに追加された。
アート(現代美術)や映画に関しては、「鑑賞者」「制作者」「支援者」という立場が存在すると思う。強いて言えば3つを結ぶ「ディーラー」「劇場経営者」という立場もあるが、数としてはかなり少ないだろう。
それほど、アートにも映画にも造詣が深い訳ではない単なる愛好家だが、できれば「支援者=パトロン」になりたいと、「福井の小コレクター運動とアートフル勝山の歩み―中上光雄・陽子コレクションによる―」展を見に行って思うようになった。
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