横濱たよりロゴ 第433号 2015.4.13
 6年ぶりに灯りを灯した「足羽川ぼんぼり物語」

LED照明で復活したぼんぼり 桜床での雅楽演奏 オープンカフェ 足羽川歴史物語
 北陸・福井が桜の季節になる4月は、県内各地でさくら祭りが開かれる。その中でも、全国さくらの名所100選にも選ばれた足羽川・足羽山公園を中心に「ふくい春まつり」が盛大に開かれる。
外国人観光客の姿も見られた 2015年は、市民有志の足羽川ぼんぼり物語実行委員会(委員長:吉井恵子)が6年ぶりに足羽川桜並木にぼんぼりを灯した。従来のスポンサー集めの方法によらず、地元の光陽中学校の生徒に独楽吟(橘曙覧の「たのしみは」で始まって「・・・とき」で終わる形式でよんだ和歌)を書いてもらい、太陽光パネル付きのLED照明を使う、足羽山から切り出した竹で照明器具や日本酒の入れ物を作るなど創意工夫に溢れる活動を展開した。
 河原にかがり火を焚いたり、桜床という8畳ほどの舞台を設営しコンサートや飲食スペースとして活用したり、地元の安本写真館にオープンカフェを作るなど、人々が楽しめる提案を行った。
 4月12日の最後のイベントとなった「足羽川歴史物語」は、テンポある語り口であっという間の90分。実行委員会には、まちづくりの研究者・歴史研究家なども参加し、第1回とは思えない広がりを見せた。
 東京などでは、「爆買」「爆花見」などと報道される外国人観光客が大勢来ていると聞いていたが、福井市や丸岡城でも多く見かけることができた。時代は確実に動いていることを実感する花見となった。

 <桜がテーマの第345号> <動画ページ
 

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