福井市志比口3-3-48に「百チカアトリエ」という芝居小屋がある。昔は、「大衆館」と名乗っており、年越し公演も行っていた。毎年、1〜2回は演劇鑑賞に足を運ぶところで、多分1990年頃から通っている。
アマチュア劇団「百年イラチカ」が6回の公演を行う「タヒチ」は、1992年に劇団「シベリア寒気団」が初演した瀬川あづさ作で今回は当時出演者だった内田地加王氏が演出した。
23年前にも見た演劇で所々の台詞も覚えていたが、内容は、現代美術絵画の用でぱっと見にはわからない。町内のうわさ話とタヒチ探検隊がクロスオーバーし笑いをちりばめた80分。ある意味、見る人を選ぶ出し物だ。
小劇場は、1000人規模の大劇場と違った緊張感があって好きだ。
昔は「タヒチ」というと原爆実験があったフランス領という認識だったが、ここ10年ほどは、派手な衣装と振り付けのタヒチアンダンスを見る事が多い。
ほとんどの観客は自家用車でやってくるが、私は福井駅からえちぜん鉄道に乗って劇場に向かった。駅から徒歩3〜4分だ。
駅の名前が「志比口駅」から「福井口駅」に変わっていたのも時代を感じさせた。
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