福井市東部に位置する東郷地区自治会連合会では、20年ほど前から「東郷街道・おつくね祭り」を実施しており、2015年に初めて足を運んだ。東郷地区といえば、奈良のセントくん騒動で有名になった彫刻家・薮内佐斗司氏の屋外展示が有ることでいつも眺めていた。さらに、古い記憶としては、50年近く前、酒販業を営んでいた父の車で用水沿いの造り酒屋に連れてこられた記憶がある。
下馬東自治会長になり、初めて裏方として参加した木田夏祭りと同様に、小学校区での夏祭りだが、住民の関わり方には大きな違いを感じた。東郷小学校は1学年が30名前後の小さな学校で、自治会数も20ほど。JR東郷駅前を2日間に渡り、歩行者天国にして行う祭りは、かなり大掛かりなものだった。
さらに、地区名ではなく「おつくね祭り」と称している部分だけでこだわりを感じる。鳥のミンチをボール状にして焼いた串料理とはまったく関係なく、シンプルな塩おむすびのとこであることを初めて知った。1000パックもの無料配布に大行列ができていた。お米に関したアトラクションも多く実施されている。 受動喫煙被害対策が遅れていること、ウェブサイトの情報が古いものが放置されている点を改良すれば、もっと多くの人たちを呼び込めるポテンシャルの高いお祭りだと感じた。
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