京都の金閣寺、銀閣寺、醍醐寺三宝院、奈良の平城宮、広島の厳島神社と並ぶ国の三重指定(特別史跡・特別名勝・重要文化財)の一乗谷朝倉氏遺跡をライトアップするイベント「越前朝倉万灯夜」をファミリーで見に行った。
普段は、マイカー客や大型観光バスが数台並んでいる程度の観光地だが、臨時駐車場も満車状態で無料シャトルバスも運行され、大賑わいだった。さらに、私の子どもの頃は、唐門以外何もない原っぱだっただけに、感慨深い。
唐門前には「かがり火」が焚かれ、12年目の今年は15000個のキャンドルがあたりを照らしている。
キャンドルが風で消えないように風除けを付けたりするスタッフの力も大きい。丘の上に登るとゆるキャラ「ゆめまる君」の姿も見える。酒生・一乗・上文殊・文殊・六条・東郷・美山の各自治会連合会、福井東商工会などが飲食ブースを出しており、お祭り気分も盛り上がる。
小規模な音楽ステージが3箇所も設けられているが、雅楽、二胡、コカリナなどのアコースティック楽器のみで、音ボリュームも控えめで照明もかなり暗め。
日中は「越前朝倉戦国祭」が繰り広げられるらしいが、夜は秋の虫の声や川のせせらぎを楽しめるイベントだった。
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