2015年10月4日(日)から始まった「WArtist -越前和紙を拓く-」(福井市成和のE&Cギャラリー)を見に行ってきた。
文化庁の大学を活用した文化芸術推進事業のひとつで、福井大学の学生たち6名がアートマスター・キュレーション講座として企画運営されたものだ。
現代のクリエーター達と越前和紙の新たな出会いをコンセプトにしており、日常的に和紙を素材にしている作家さんはむしろ稀で、別の分野ー建築、テキスタイルデザイン、グラフィックデザイナー、彫刻家、洋画家ーなどが、福井県和紙工業協同組合から提供された和紙と対話しながら作品に仕上げて行ったものが展示されている。
オープニングトークでは、9割の作家さんが直接作品紹介をしてくださり、鑑賞する奥行きが広がった。アート作品は、対峙した時のインパクトが一番大切だが、作家さんの思いを聞くとなおいっそう楽しめる。
レセプションでは、越前和紙を積極的に扱っていきたいと熱く語る角文さんが乾杯を行った。
2015年6月に福井駅前から問屋団地に移転オープンしたE&Cギャラリーは、車で行きやすいので、ふらっと立ち寄って欲しい。(定休日:火・水、金曜日は21時OPEN)
横濱たより 第478号(動画) 第445号(動画)
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