毎年11月3日の文化の日に、福井市まちなか文化施設「響のホール」で恒例となっている「世界のCMフェスティバル in FUKUI」を楽しんできた。
10年ほど前から「ふくいアートフェスタ」のひとつとして、まちづくり福井が主催し、フランス生まれ九州福岡在住のジャンクリスチャン・ブーヴィエさんの企画で続いている。
最初に足を運んだのは、多分、2007年。昼の部と夜の部があり、休憩時間にフライパンや協賛アイテムの抽選会があるのも変わらず続いている。
2008年の時に見た「別府競輪の男達シリーズ」の15秒CMは低予算ながらお腹を抱えて笑った。特に「俺達は、縦社会の中で生きている!!」のコピーにしびれた。
笑えるものを中心に200本ほどを2時間以上掛けて上映するイベント(オールナイトだと500本ほどらしい)だが、半タバコCMや反戦CM、人権擁護CMなど社会派CMも精力的に集めている。
時折入るブーヴィエさんの短い解説は、非常に示唆に富んでいて勉強になる。世界中のCMを見まくっているのは伊達ではない。
昔は、テレビ向けCMがメインで15秒とか30秒が主流だったが、ここ数年は、ネット配信をメインとした3分程度の長い作品も上映されている。
今年は、歯科医師会からの依頼で集めた「歯医者に関するCM特集」のダイジェスト版も上映していたが、ユニークな依頼をする団体もあるものだ。
また、文化の日にパチパチを鳴らしに行きたい。
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