
11月20日(金)に大阪朝鮮高級学校ラグビー部を追いかけたドキュメンタリー映画「60万回のトライ」(2013年製作、109分作品)を見る機会を得た。主催は、在日本朝鮮北陸青年商工会で知り合いから預かったチラシを配ったりポスターを貼ったり、SNSでの情報発信などを行った。
ドキュメンタリー映画は、映像や音声に難有りが多く、期待していなかったが、しっかりした絵作りと音声処理でしっかりした作品に仕上がっていた。
高校ラグビー部をメインに構成されているが、大阪の高校授業料無償化への人種差別や彼らが置かれている社会的な立ち位置などもバランスよく組み込まれ、あっという間に見終わり、拍手を送った。
60万回というタイトルは、在日人口60万人から取られたという。常々、日本人の人口の1/150しかいない福井県民(80万人弱)ということを口にしているが、それよりも少ない存在なのだ。一度、外国で暮らし自分自身が少数派になる体験をしておくと良いだろう。
トークショーで監督、助監督が映画への思いを熱く語っていたが、民族の誇りを感じた。
スポーツが社会を変えるという事実や、北朝鮮・韓国・日本を繋ぐ貴重な存在としての彼らは、多様性が必要な現代社会に有効に機能させたい。
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