11月21、22日にサンドーム福井で、「福井県地域リーダー防災リーダー養成研修」及び、「防災士」資格試験を受けてきた。
事前に福井県危機対策・防災課から送られてきた300ページ以上の分厚いテキストを読み込み、31講座の学習レポートを提出してから2日間の講座が始まった。参加者の多くは、福祉、医療、地域、生協などの職員。
講義には、地質学・気象学・原子力工学の研究者、災害ボランティア、元自衛隊幹部、防災アドバイザーなど各方面のエキスパートが次々に登壇し、一部、グループで行うワークショップも組み込まれていた。
もっとも、印象に残ったのは、防災システム研究所の山村武彦氏のお話。死者0の数値目標を掲げ、発災時に慌てて家に戻らなくても、家族を守るための、家庭内の避難路確保のための不用品処分、生活用品の備蓄、車のガソリン1/2になったら給油など具体的ですぐ出来る対策を話された。
地域防災リーダーとして、地域の「自助」のレベルアップの手本になりたいと思う。国が定めた「災害対策基本法」では「防災とは、防災 災害を未然に防止し、災害が発生した場合における被害の拡大を防ぎ、及び災害の復旧を図ること」と書かれているが、何の権限もない一市民の私にとって防災とは、「災害をイメージし、自律的に行う、生活改善活動」となる。
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