2016年1月9日に近江神宮(滋賀県大津市)で川封カ義8段(越前市)が、岸田諭名人を3-1で破り、第62期名人となられた。かるた王国・福井から念願の名人誕生で、実に13回目の挑戦の末の勝利だった。
小学4年から競技かるたを始め、初段を取った中学生でやめてしまったが、師匠の栗原績全日本かるた協会副会長(元準名人)には、いろいろと声を掛けて頂き、山浮ンゆき第35期クイーン就位祝賀会でも集合写真を、1999年の女流選手権大会ではポスター撮りも担当させて頂いた。
1月30日の祝賀会ではお世話になった方々の元気な顔を拝見することができ自然と笑みがこぼれた。当日パンフレットの特急印刷も担当させて頂いたのだが、福井渚会の歩みも再構築をお願いし、大変お世話になった故仙達実元会長の大正時代からの流れを留めることができた。
昔と変わったのは、2010年頃からニコニコ動画で中継されるようになったこと。複数台のカメラを導入し、札をはねるシーンはスローモーションで見せてくれる。
翌31日には、越前市市民スポーツ文化大賞の授賞式が行われる少年少女かるた選手権大会にも足を運んだ。畳の上で必死にかるたを取る子ども達。それを見守る保護者の姿を見て、かつてあちこちの大会に連れて行ってくれた父親に対する感謝の念が沸いてきた。
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