鯖江市災害ボランティアセンター連絡会・鯖江市自主防災組織研修会のHUG(避難所運営ゲームの頭文字)に参加してきた。防災士でもある鯖江市バドミントン協会幹部の紹介。講師は、防災士ネットワークさばえ(2015年4月19日設立:岸本直樹会長)がアイスブレーキングからゲーム運営、質疑応答までを進めた。
小学校の見取り図に、受付、通路、本部などを設定し、想定される避難者を振り分けたり、多様なイベント(トラブル)にどのように対処するのかをゲーム感覚で学んでいくシステムがHUGで、静岡県の障害者施設が製造販売しているようだ。今回は、HUG(避難所運営ゲームの頭文字)を5〜6人のグループ、6テーブルで実施し、避難所開設から運営、災害ボランティアやマスコミ対応までを1時間半ほどかけてシュミュレーション。
ゲームなので正解というのものはないが、考えるヒントを学べるよくできたシステムだ。
鯖江市では防育(防災防犯教育事業)に取り組み、様々な経験を通じて減災・防災・防犯に関する知識と技能を磨き、市民に対して日頃から災害教訓を伝え、訓練はもとより、市民の災害に対する意識啓発や地域に則した自助・共助の仕組み作りに力を注いでいる。連絡会には、無線クラブ、福祉系団体、国際交流団体、青年会議所、防災リーダー交流会など多様なグループも参加し、鯖江市総務部市民協働課・鯖江市社会福祉協議会が事務局を務めている。ほぼ同規模な12の小学校区に人口7万人弱の鯖江市は、防災活動をするには丁度良い自治体だと感じた。 先日、「住民目線の防災活動」というテーマで「災害をイメージし、自律的に行う、生活改善活動」の話をさせていただいたが、共助の視点からの避難所運営も学ぶことができ、視野が広がった。
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