横濱たよりロゴ 第1018号 2022.01.20
 リモートで「水ようかん文化論」

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 私が有料で講演会を実施しているのは、「映像(ICT含む)」「防災」そして「水ようかん」の3分野。
 今シーズンも社会教育系の団体からの依頼で「水ようかん」の話を1月18日(火)にすることになっていた。
写真040 新型コロナ・オミクロン株の急速な拡大を受け、講演+水ようかん食べ比べ会39回の参照サイトは出来なくなり急遽、zoomを使用してのリモート開催となった。
 講演の流れとしては、1. 水ようかんとは? 2. 福井県の水ようかん 3. パッケージデザイン 4. 郷土愛と季節感として、最初に0. 自己紹介として「水ようかん文化愛好家」の話から始めた。30分の講演風景動画
 水ようかんは、俳句の世界では、夏の季語として扱われるが、福井では冬に食べていることが最大の特徴。また、一枚流し(箱流し)と呼ばれる製造、販売、保管も同じ紙製(一部、プラスティック使用もある)容器を使う。また、「水羊羹」と漢字三文字の表記は基本的にせず、「水羊かん」または「水ようかん」の表記が98%となっている。
 食べ比べ会としては、それぞれ3〜4種類の「赤系」「小豆色系」「個性派系」の水ようかんとおつまみと称する塩昆布やポテトチップス、チーズなど、複数の飲み物を用意するが、リモート開催となったために、実際に食べることはできなくなったが、逆に、古い製造容器の説明、なかなか買いに行けない敦賀の青いパッケージの水ようかんや大野の丁稚ようかんの分厚いパッケージの説明などにも時間を当てることが出来た。
 リモート開催では、事前の回線や機材チェックが面倒なのが欠点だが、利点も多いと感じた。
 

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