いつ頃から始まったのかは定かではないが、夏休みにプライベートな合宿を開いている。
2020年2021年はコロナ禍で中止されたので3年ぶり。
会場は福井県越前市の八ッ杉千年の森というサンドーム福井から車で30分ほどかかる山の中。1995年の林業山村活性化林業活性化事業で出来た施設で、旅館風の個室やバンガローなども整備され、管理人さんが常駐する本館で大きな湯船に浸かったり、シンプルな朝食を取ることも出来る。
私たちは、八角堂と呼ばれる200平米もある木造施設に映像機器や楽器を持ち込み自由気ままに持ち込んだ飲食物を楽しむ。決まったテーマは無いが、古い映像を流して話し合ったり、野鳥や地ビールの愛好家の解説なども行われた。
母体となっているのは1992年から1996年に掛けて福井ケーブルテレビで毎月一回放送されたトーク番組「サロン三角テーブル」。当時は、全員が独身でプラスマイナス5歳くらいの仲間が県外からも参加する。宿泊せず、短時間だけ顔を出すメンバーもいる。
今回は、話のテーマの一つは「終活」となっていた。若いときは、「どのように生きるか」がテーマだったがいつしか「どのように死ぬか」に話が移っていた。既に仲間のひとりは鬼籍に入っている。
合宿といっても、学生時代のサークル活動の延長や会社組織の集まりでもなく、まったく利害関係の無い人達の集まりで非日常と言える。標高が高いので、朝は寒さで目が覚めた。公共の施設なので宿泊代、入浴代、朝食代、持ち込んだ飲食代で7000円程度で楽しめた。
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