2022年11月20日にカタール vs エクアドル(0-2)で幕を開けたワールドカップは、12月18日の決勝戦アルゼンチン vs フランスで幕を閉じた。
グループステージ(地区予選では無く本戦)は、済生会病院のベッドで、ノックアウトステージは横濱商館で楽しんだ。
開幕3日目の22日に、グループCで、アジアの古豪サウジアラビアが、南米のアルゼンチンに2-1で破るというジャイアントキリングが起こった。後半の猛攻を耐えるサウジアラビアには勇気を貰った。アルゼンチンが負けたのはこの試合のみ。
一番印象に残っているのは、12月9日の準々決勝オランダ vs アルゼンチン。アルゼンチン選手がオランダベンチにボールを蹴り込むという蛮行があり、両国選手が飛び出して大乱闘寸前。私が審判ならレッドカードを出すところだ。最終的にイエローカードが18枚も出る荒れた試合で、2-2からPK戦となり4-3でオレンジ軍団オランダが敗退。
決勝戦は、2-0で終了するかと思われたが、前回王者のフランスが巻き返し、延長戦で3-3でも決着が付かず、PK戦の末、4-2でアルゼンチンが優勝。8ゴールで得点王となったフランスのエンバペ選手が1試合で3得点を取るハットトリックを見せたものの試合には負けるという信じられない展開。シナリオライターがこの流れを考えて、編集者に見せたら絶対に却下されるだろうが、現実に起こったものだ。ピッチ上を歩いてばかりのメッシ選手が、7ゴール3アイストと大活躍する大会となった。
Abemaテレビが64試合を生中継してくれたのでとっても感謝しているが、解説の本田圭祐さんのコメントは的外れが多くとても楽しませて貰った。サブカメラの映像も同時に見られるという視聴方法も従来型のテレビでは出来なかった。
36年前の1986年メキシコ大会で、マラドーナ選手の大活躍でアルゼンチンが優勝したときの相手は、西ドイツ。ソビエト連邦チームも参加しており、時代の流れを感じた。
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