2022年11月にオープンした人道の港 敦賀ムゼウム(敦賀市金ヶ崎町23-1)にようやく見学することができた。
冬に行われる敦賀港イルミネーション「ミライエ」の少し先にある。
大人500円で入れる2階建ての博物物館で、ムゼウムはポーランド語で資料館を意味する。天然の良港・敦賀港に大正昭和に建てられた関税旅具検査所、敦賀港駅、大和田回漕部、旧露国義勇艦隊事務所の4棟を当時の場所に復元したという。
第二次世界大戦中のリトアニアの在カウナス日本領事館領事代理として「命のビサ」を出し続けた杉原千畝(すぎはら ちうね 1900~1966年)は有名だが、
それより20年程前、大正時代にシベリアにいたポーランド孤児を受け入れた歴史があることを知った。ちなみに、「東洋のシンドラー」のもとになったオスカー・シンドラー氏は、ドイツ占領下のポーランドの軍需工場にユダヤ人を保護した。そのポーランドは、現在、ウクライナ難民を多く受け入れている。 1階のシアターで上映される8分間動画は非常にわかりやすく出来ていて、ナレーターは、敦賀出身の大和田伸也氏が務めている。
ほとんどの展示場所が撮影禁止になっているのが残念だが、じっくり、時間を掛けて再訪問したいと思った。
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