福井県ふるさと文学館主催の『俵万智展 #たったひとつの「いいね」』が、2023年10月27日から2024年2月4日まで開かれている。
会場は、横濱商館から徒歩8分の福井県立図書館の奥の方で、入場無料。
俵万智さんとは同じ1962年生まれだが、武生第一中学校、藤島高校、早稲田大学、神奈川県立橋本高校教員と全く接点はないが、短歌集「サラダ記念日」がベストセラーになったことはよく知っているし、映画「男はつらいよ」のエピソードにもなっている。
展覧会のタイトルは、俵万智氏がが2020年7月6日に行ったSNSの投稿に由来した「いいね」の数を競い合うのではなく、たったひとつの「いいね」のためにつくることを問いかけたつぶやきから来ており、2022年に公益財団法人 角川文化振興財団が企画したものの最初の巡回展で、場所によっては入場料が1000円以上掛かったようだ。
短歌の展示ではあるが、想像を超えた現代美術的な展示に驚かされた。短歌界の最高賞「迢空賞」を受賞した最新歌集『未来のサイズ』など書籍も展示されているが、それ自体がオブジェとなっていた。
福井県立図書館での11月5日に実施されたトークイベントのビデオ上映もあるので、是非、楽しんで欲しい豪華な展覧会だ。
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