
知り合いの美術作家・湊七雄氏「不在のかたち」<2025年12月6日(土)〜12月21日(日)>を金沢市のガレリア ポンテに20日に観に行った。
金沢21世紀美術館や兼六園からも徒歩圏内の竪町商店街のはずれにある小さな画廊。
湊氏は、私も会員のE&CアートベースというNPO法人も運営されており、三重県生まれで、金沢美術工芸大学卒業後、スウェーデン、ベルギー、フランスで版画の研鑽を積み、福井市を拠点に、版画と油彩の双方を手がけている。
越前和紙を使った大きな新作など迫力がある。美術館と違って、画廊は、作品を数10cmの距離で鑑賞できるのが魅力だ。
「不在」というテーマも現代美術的。存在は目に見えるが不在は見えない。しかし、最初から存在していなければ不在とはなり得ない。不在とは、失われたものの痕跡を感じること。そして、その静けさの奥に、新たな可能性の光を見いだすこと。描かれなかった空間や、言葉の余白の中に、その光は、確かに息づいている。
ギャラリーは、金沢市を代表するひとつのエリア「竪町」にあったが、第二次世界大戦で焼かれなかった金沢の狭い通りには何とも言えない風情が残っている。数年前に近くのライブハウスで写真撮影したこともあった。
クリスマスシーズンでもあり、イルミネーションもあるが、やや控え目に輝いている。それぞれのお店が個性的で、ブライダル系の店も多い。
飲食店の店先にたむろする若者集団も目にしたが、彼らにとっての「サードプレイス」なんだなと感じた。
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