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福井競輪 第3日目 2000年4月30日(日)

     写真は最終周回の第4コーナー → 


 前回の和歌山では、114着という惜しい結果だったが、今回は、事前のメンバー構成からみても111着の絶好のチャンスだと、内心ひそかに狙っていた。
 着実に力を付けてきた地元の後藤純平に付けて、今期(2000.4~7月期)初の「優勝」に期待をかけたが、結果は116着。またしても勝利の女神は優勝戦では微笑んでくれなかった。
 優勝戦は、牽制スタートで平尾、俵の九州勢が前に出て、後藤以下鷲田、北川浩一、山下雄次の地元勢に続き西、谷、山本の連合軍の態勢で並びが落ち着く。
 周回中、私は、西以下の3車が動いた後、後藤がすかさず発進するものと読んでいた。ところが、後藤は、赤板で西の上昇を見るなり、前走の九州2車を押さえ、西以下の後に付ける作戦に出た。当然、下げた平尾は、西以下の4番手に切り換えて来るし、後藤は、焦ってジャンで西ラインの内を突く始末。これで万事休す。私は、よほど西の番手まで追い上げの切り換え策に転じようかと一瞬ためらったが、それはできなかった。
 4コーナーから駆ける西のかかりは良く、4番手、力を溜めて回った前期S級の実力者平尾昌也選手捲り追い込みが見事に決まり優勝。私は、バック8番手では為す術なく6着に終わった。
 やはり三日間、追い込みで1着を取るというのは難しいものだと実感したレースだった。そして、福井の若手先行選手が着実に力を付けて来ている現状、まだまだチャンスはある、ということで、気持ちの整理を付ける鷲田善一でした。

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