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熊本競輪場

取材:2000年6月。

 全国50競輪場の中で500走路バンクは全部で7場。北から宇都宮、千葉、琵琶湖、松山、高知、門司、そして一番南に位置するここT火の国U熊本競輪場である。ホームスタンドは昔のままだがバックスタンドは第38回オールスター競輪(1995年9月)の開催を前に豪華なスタンドに生まれ変わった。
 熊本市は福井市と姉妹都市関係にあり、近年特に友好関係が盛んなことから、今後、福井と熊本の選手はラインを組んで走ることになる、という情報は今のところない(笑)。

 熊本競輪場といえば何と言っても直線が長いことで有名だ。ご覧の通り、2コーナーから3コーナーまでの直線の長いこと。勿論、4コーナーから1コーナーも同じである。
 誰が評したかは知らないが、まさに飛行場の「滑走路」である。
 秋口の朝練習などでは、コーナーの出口を回った時、向こうのコーナーの入り口が、霧がかかって見えない時もあるそうだ。(冗談冗談)
 こんなに長い直線では、さぞ自力選手は不利だと思われるが、意外に逃げ切りも多いそうで、力のある選手が車券戦術においては見逃せない存在である。

 以前、熊本の宿舎は競輪場内にあったが、第38回オールスター競輪を前に移転新築した。競輪場敷地以外にあった宿舎が競輪場敷地内に移転した例はいくつかあるが、その逆は珍しい。
 食堂の画像しか撮れなかったので、食堂の話を一つ。私が好きな別注の品にTタカナ炒めUがある。 九州に参加すると必ずあるのがこの高菜という野菜。これを味付けして油でサッと炒めたものであるが、これが大変おいしい。ビールを飲んだ後、皿に盛られたタカナに醤油と味の素を二、三回降り、熱いご飯の上にのせて口の中にポーンと放り込むと、あぁ日本人で良かった、競輪選手してて良かった、と感激の涙が出るのである。(安い男、笑)
 土地土地のうまいモノにありつけるのは競輪選手の特権であるが、熊本の馬刺、辛しレンコンと共にこのタカナ炒め(家庭料理)は、是非一度ご賞味あれ。

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