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松阪競輪場

取材:2000年11月

 福井から「松阪牛」で有名な三重県松阪市までの交通手段としては、北陸道から名神八日市ICを経て鈴鹿峠を越え伊勢自動車道へ入るコースと、北陸道から名神関ヶ原ICを経て名阪桑名東ICから伊勢自動車道へ入るコースなどがある。
 また、鉄道を利用する場合はJR北陸線から東海道線で名古屋まで行き、特急電車で約1時間の旅である。いずれも約3時間半ぐらい掛かり、日本海側から太平洋側まで日本を横断することになる。

 写真の「松阪サイクルシアター」は、鉄骨亜鉛メッキ鋼板3階建で工費4億5,876万円をかけ平成9年(1997年)6月に竣工した。
 1階はエントランスホール、展示室、会議室があり、2階には多目的ホール、小ホール、レストラン、3階は多目的ホール、小ホールを備え、ゆったりとしたレース観戦ができる。
 近年、どこの競輪場も冷暖房完備の観覧席を設け、ファンサービスに努めている。是非、競輪場に足を運んでいただき、迫力有るプロスポーツ=競輪を楽しんでいただきたい。

 バンク2コーナー裏には、鉄筋コンクリート4階建の選手宿舎が8億8,580万円をかけ平成4(1992年)年9月に完成した。
 この建物の正式名称は、「(財団法人)松阪スポーツ振興研修センター」で、非競輪開催時には広く一般にも利用されている。

 宿泊室は勿論、最新鋭のマシンを備えたトレーニングルームや35 〜40名がゆったり入浴できる浴室およびサウナルーム、また喫茶室、研修室、会議室などもあり、至れり尽くせりの快適施設だ。機会があったら是非ご利用ください。(0598-26-3000)

 一連の不祥事で開催が見送られていた「ふるさとダービー松阪」は、平成14年(2002年)6月に開催が決定した。選手宿舎、サイクルシアターを完成させ、またバンクも改修するなど準備も着々と行われてきただけに関係者の落胆も大きいものがあっただろうが、2年後の開催に向けて是非とも頑張ってもらいたい。

 また松阪競輪場では川越に場外発売を設けるなどして売上向上に積極的で、四日市競輪場(三重県)との相互協力のもとファンサービスにも努めている。

 最近、宿舎の一角には、こうしたリラクゼーションを目的とした選手のためのマッサージ機が備えてあるところが多くなった。文句を言わず、ひたすらマッサージをしてくれるありがたいこの機械のお値段は、1台30〜40万円もする高価なものだが、私もこのマッサージ機の愛好者で背中の張りがとれて身も心もリフレッシュする。

 ただ、競走に参加してまでこの機械のお世話にならなければならないというのでは、あまり成績の方は期待出来ないかもしれない。やはり疲れは競走に来る前に取って完調で望むのがよろしいようだ。
 でも私のようにベテランの域を超えた選手や中3日での参加者、多忙を理由に疲れを取れないで参加した選手は、自然とこうした機械のお世話になってしまうのである。

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