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 岐阜競輪場は、平成8年(1996年9月26〜10月1日)「第39回オールスター競輪」を開催し、児玉広志(香川)が涙のビッグ初タイトルを手中に収めた。
 あれから5年、今年、平成13年(2001年9月19〜24日)再び「第44回オールスター競輪」を開催することが決定しており、その準備も着々と進んでいる

岐阜競輪場

取材:2001年4月

 福井から車を利用して岐阜競輪場に行くには、北陸自動車道から名神高速道路を経由し、東海北陸自動車道に入るのが最も短時間で行けるコースである。
 この東海北陸自動車道が開通したお陰で福井から約2時間もあれば到着することができ、岐阜競輪場へのアクセスも大変便利になった。金華山(標高329E)の麓(ふもと)に位置している。

 メインスタンドは、平成5年(1993)9月に完成し、収容人数は特別観覧席736席(入場料1000円)、オープンスタンド938席、立見は1,2階で約6,600人を想定する豪華なスタンドだ。
 また、1センターにある西スタンドは、平成2年6月に完成し、収容人数は前面ガラス張り客席(2階)277席、指定席入場料は500円(平成11年4月1日から)で、臨場感たっぷりのレースが観戦できる。   

 詳しくは、http://www.gifu-keirin.com/をアクセス。


 岐阜といえば長良川周辺の「鵜飼」が何と言っても有名だ。飼い慣らした海鵜を鵜匠が見事な手縄さばきで操る伝統漁法(鮎などの川魚を獲る)は、1300年の歴史を誇っているという。
 鵜飼は毎年5月11日から10月15日まで行われており、鵜飼観覧のための屋形船が54隻(10人乗りから50人乗りまで各種)あるそうだ。

 夏の夜を彩るかがり火を燃やし、鵜舟と鵜匠と鵜が一体となっておりなす伝統技は壮観で、毎年多くの観光客で賑わいをみせている。

 詳しくは、http://www.city.gifu.gifu.jp/ をアクセス。

(左アヒル) オミャーさんよ、聞いた話なんだがよー。競輪界も売上不振が続いて厳しいらしいじゃねぇかよ。何でも門司競輪場ってとこが廃止するって今朝の新聞に載っていたんじゃが、このまま売上低迷が続けば、岐阜だっておちおちできやしねぇよー。もし、そうなりゃ、おいら達のエサの量も減らされかねないっていうじゃねぇか。ったく、イヤなご時勢だにゃー。

(右アヒル) そりゃ大変だわーな。競輪つぶれたら、あたしゃ一体何処へ行ったらいいのきゃ、わからんでよ? やっと安住の地を見つけたっていうのに、あたしゃ、ここ(岐阜競輪場の池)が気に入ってんだよー。何とかしてよ、ねぇ、お前さん!

(左アヒル) ほなこと俺に言われても仕方ないって。2001年9月にオールスター競輪ってのがあるから、それで何とかしのげるんじゃないかって、町内会長が言っていたから何とかならーな。ま、アヒル同士で考えても仕方がないってことよ。人間様が何とかしてくれるって。オラ、ちょっとパチンコでもしてくらーな。

(右アヒル) ちょっとアンタ!この大事な時にパチンコなんか行っている場合じゃないでしょうが。ったくウチの亭主ったら!ちょっと、アンタらも、何笑ってるのよ!競輪つぶれて、あたしら餓死したら、アンタらのせいよ!分かってるの?しっかりしてよ! 

       ガーガーッ、ガーッ。

以上、アヒル夫婦の会話でした。

 岐阜競輪場のバンク内側のフィールドには、お隣の大垣競輪場と同じように大きな池がある。大垣の池にはガチョウがいたが、岐阜の池にはアヒルが生息していた。
 春の日差しを浴びて日向ぼっこを楽しんでいるアヒルの姿が何ともユーモラスで何やら会話をしていた。以下、そのアヒルの会話内容を通訳する。

 鉄筋コンクリート5階立ての豪華な選手宿舎は、第39回オールスター競輪開催に先がけて完成した。
 昔、岐阜競輪と大垣競輪の選手宿舎は、両市の中間に位置する所にありバスで移動していたが、現在はそれぞれの競輪場に隣接され大変便利になった。

 1階には選手食堂、浴場などがあり、大変使いやすい選手宿舎だ。

岐阜の選手食堂は、
  三ツ星(☆☆☆)マーク

 選手が、その体力と鋭気を養う食事面の充実こそは、参加中、選手の健康管理面で最も重要視され、それ故、選手食堂経営者の責任も大きく「競輪競走を縁の下で支える重要な役割」と言っても過言ではない。

 写真の6名以外に4人の従業員がいて、参加選手(普通開催90名、記念開催99名、特別開催162名)や競技会、施行者関係など岐阜競輪を運営する人たちの食事を一手に引き受けている。

 さて、これだけの経営手腕を発揮するにはそれなりの企業努力があってのことだと睨んだ筆者は、さっそくチーフシェフの河村永二さんにそこのところの事情を訊いてみた。

 それによると岐阜選手食堂の経営は、(株)魚国総本社という外食産業や委託給食を専門とした会社が行っており、大阪の(株)魚国総本社の他、北海道、東北、東京、名古屋、北陸、京都、阪神、九州に支店を持ち、料亭大乃や、など国内90店舗を構え、また、魚国UK、魚国シンガポール、魚国ヨーロッパ、魚国カナダ、など海外30店を持つ巨大グループだった。

 創立80年の伝統と経験の結集が、この岐阜競輪場の選手食堂に活かされている。真心のこもった食事を提供するため、丹念に食材を吟味し、衛生管理の徹底、環境への対応を図りながら、プロ中のプロが料理するからこそ、他とはひと味もふた味も違う食事を提供することができる、というわけだった。

 「選手に喜んで食事をして頂き、素晴らしい競輪競走をしてもらうことが我々の願いです」と、チーフシェフの河村永二さんが優しい笑顔で語ってくれた。真心のこもった岐阜の三ツ星(☆☆☆)選手食堂は、まさに人と環境にも優しい食堂だった。

「お客様がうれしい。私達もうれしい」

              (株)魚国総本社 

 全国競輪場選手食堂の中で、岐阜選手食堂は、味、量、品数、接客態度、迅速性、衛生面など、どれを取っても優れており、優良マークの三ツ星(☆☆☆)マークが与えられる数少ない食堂だ。
 写真右から従業員の新谷さん、チーフシェフの河村永二さん、シェフの大家滋さん、シェフの内村信市さん、従業員の平塚さん、同じく従業員の高林さんの6人。

    (株)魚国総本社 代表取締役社長 田所忠夫
      本 社   大阪市中央区道修町1丁目6番19号
      資本金   5億4,425億円
      創業大正  大正3年5月1日
      会社創立  昭和28年7月1日
      年 商   750億円
      お得意様数 2,600ヶ所
      従業員   12,000人

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