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オレンジホール(2F)778席/グリーンホール(3F)778席
入場料金 800円(全席指定


特別観覧席 957席/入場料金 1,000円(全席指定)
ロイヤルルーム 60席/入場料金 3,000円

http://www.owari.ne.jp/~i-keirin/

一宮競輪場

取材:2001年5月

 尾張一宮は、愛知県の北西部にあり、名古屋市と岐阜市の中間にあって、木曽の清流と温和な気候と風土に恵まれた平坦な土地である。
 一宮市は洋服地を中心とした毛織工業の産地として急速な発展を遂げ、現在では各種素材の織物をはじめ紡績、撚糸、染色、整理から縫製まで一貫生産する総合繊維産業都市として全国に知られるようになり、実に全国の毛織物製造出荷額の約25%のシェアを占めるまでに至っている。
 また、独自性をPRするためにパリのオートクチュールの最新ファッションショーを開催するなど、21世紀を展望し「やすらぎ、ぬくもり、そして夢のあるまち」づくりを目指している。

詳しくは、http://www.city.ichinomiya.aichi.jp/ をアクセス。


 さて、一宮市は今年(2001年)市政80周年を迎え記念行事も盛りだくさんだが、5月12,13日の両日、第48回全日本プロ選手権自転車競技大会が一宮競輪場で華々しく開催された。
 また、大会前日には第7回を数える全プロ記念競輪が開催され、注目のスーパープロピストレーサー賞は、神山雄一郎と太田真一が同着となった。

一宮全プロ大会の各種目優勝は下記の通り  

○1kmTT     伏見俊昭(福島)1分05秒191
○4km個人追抜 飯島規之(埼玉)4分50秒468
○4km団体追抜 南関東チーム(遠澤、川越、梶山、畠山)
           
4分32秒379
○オリンピックスプリント 関東チーム(神山、幸田、坂本)
           
1分15秒689
○スプリント   金子貴志(愛知)10秒578
○ケイリン    内林久徳(滋賀)
○ポイント    内藤宣彦(秋田)

 ところで、今年の全プロ大会には、十数年ぶりに国際競輪で来日していた6人の外国人選手が前日の全プロ記念競輪に引き続き、招待選手として出場した。
 今年の国際競輪は当初8名の選手が招待されていたが、ルソー(仏)とファンアイデン(独)が病気等で欠場するなど、例年にないトラブルがあった。

 6人で日本人選手と対戦することとなった外人勢だったが、それでも、外国人パワーが炸裂し、第1戦花月園競輪、第2戦大垣競輪、第3戦奈良競輪、第4戦広島競輪、第5戦前橋競輪、第6戦熊本競輪と、全て外国人が優勝をさらった。

 日本人選手が束になってかかっても歯が立たない快進撃に、日本はまだ国際的なレベルには程遠い、と今年も期待感が薄れてしまった。
 しかし、考えてみれば、国際競輪のために来日する外国人選手らは、その国で一番強い選りすぐれた選手ばかりであって、対戦する日本人選手がS級1班とはいえ、所詮、彼等からすれば敵になる相手ではないのである。
 国際競輪とは名ばかりで、その実体はレベルの違う戦いではないだろうか。やはり、日本人選手も超一流どころを対戦させるべきであり、それが真の国際競輪であると思う。

 日本のプロ野球選手(イチローや野茂英雄、他)が大リーガーと対戦して遜色がなくなってきたことや、日本のプロサッカーが世界と肩を並べるまでになってきた(コンフィデレーションカップ2001準優勝)理由を考えると、外国人選手が日本国内でプレーし、日本人選手もその技術を習得してきたからに他ならない。

 競輪選手がオリンピックで金メダルを!といくら声高に叫んでも、それは中野浩一のような天才が現れない限り現状では無理な話で、競輪界も外国人選手を向かい入れ、レベル向上に努力しない限り、到底その夢は叶わないだろう。

 所詮、井の中の蛙である。「日本が生んだ世界の競輪」が、いつの日か「競輪が生んだ世界の○○選手」と報道される日が来ることを待ち望んでいる。

 その中で特に異彩を放ったのが、優勝5回のA・キクシス(ラトビア)と優勝1回のシェーン・ケリー(豪)

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