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ひるがの合宿訓練 2000

 2000年7月6日〜7日の両日、日本競輪選手会福井支部のロード合宿訓練が行われた。この合宿は同選手会が支部員の競技力向上と親睦を兼ね毎年行われているもので、今回も22人の参加者を集め有意義な訓練を実施した。
 梅雨時期で天候が心配されたが真夏を思わせる猛暑の中、選手は福井競輪選手宿舎を朝9時30分に出発し目的地、岐阜県ひるがの高原までの110kmの帰伏のあるコースに挑んだ。
 写真はこのコース最大の難所、福井県と岐阜県の県境にある油坂峠(あぶらざかとうげ)で、眼下に見渡す鷲ヶ岳山系の山並みは正に絶景。選手は最大傾斜10%の急な登り坂を息を切らせながら上った。
 選手は両日で220kmを走破、一人の落伍者も出さず終了した。

 6日はひるがの高原の「五月荘」で宿泊した。
 このペンションは、同選手会が10年来お世話になっている馴染みの宿泊場所で親しみのあるオーナーが心づくしで歓迎してくれる。

 冬ともなればスキー客で賑わいをみせるひるがの高原だが、夏はまたアウトドアースポーツやキャンプを楽しむ行楽客で賑わいをみせ、また別荘地として避暑に訪れる人も多い。家族で是非一度は行ってみたいところである。


 黄色いバスは、福井競輪場から程無いサイクルプロショップ「バルバワークス」からお借りしたもの。運転手兼デジタルビデオ撮影は、支部長の私。



 この合宿の楽しみの一つは何と言っても夜のバーベキュー大会だ。

 脚力の向上を目的としてこの合宿が行われているのはいうまでもないが、それ以上に選手間の親睦を図ることが最も重要なことである。
 選手は日頃の緊張感から解放され、このときばかりは、大はしゃぎ。ビールの喉越しは最高。また豊富な食材に舌鼓を打った。



 写真左、左から北山剛、西畑満純、島本元視、柳原利弘、野原哲也、田中俊充の面々。
 選手は陽気である。良く飲み、良く食べる。冗談が飛び交い、余興も出る。こんな楽しいひととき、人に見せてあげたい。(いや見せられない)

 選手は、日頃溜まっていたウサを燃焼し、時が立つのも忘れて遅くまで盛り上がっていた。

 翌7月7日七夕の朝9時、楽しかった一夜も明け、さぁ今度は福井まで110kmの道のりを帰る。
 一年に一度の七夕。今度訪れるのはいつだろうか。

 お世話になったひるがの高原「五月荘」さん、ありがとう。オーナー夫婦も見送ってくれる。

 高原のさわやかな空気が肌に心地よい。

 選手は昨日の疲れも何のその。カラフルなユニフォームを身にまとい事故のないよう出発だ。

 標高861Eのひるがの高原、白鳥町までの約20kmは下り坂。

 選手は一般車両に注意しながら軽快なピッチで飛ばして行く。

 20名以上で街道練習することは、まず無い。



 白鳥町から福井県和泉村に向かう難所・油阪峠を上る。
 誰か押してくれ〜。山は苦手の競輪選手。息を切らして必死でペダルを踏む。頂上はまだか〜。

 「人生苦しい時が上り坂」である。

 長い下り坂を楽しみたかったら沢山上れ!

 いつもにこやかな和田信一選手(74期生・滋賀県出身)。油坂峠をひた走る。

 今期(2000年4月〜7月)
すでに4回の優勝と絶好調。
   (右表参照)

競輪場
日時
着順

福 井

4/8-10

4-2-1

向日町

4/16-18

3-1-1

和歌山

5/2-4

1-2-1

小 倉

7/1-3

9-3-1


 国立福井大学工学部出身の学士レーサーが競輪選手を目指したのは、在学中、先輩に競輪場に誘われたのがきっかけとか。以来、苦学生和田は、大学に通いながら競輪学校入学試験に合格。
 デビュー後も大学に通い見事!卒業の快挙を成し遂げた。頑張り屋の和田選手の次なる目標は?

PS.ファンレター・ラブレターの電子メールは、私が責任を持って本人にお渡しいたします。

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