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(かけはし)広幸氏送別会(62期・011917)

(2001.5.16)

 2001年3月31日付けをもって引退した梯広幸氏の送別会が福井厚生年金会館で5月16日午後6時30分より開かれた。競走で参加できなかった数名を除き福井支部のほとんどの選手が参加した。
 1988年9月1日に小田原競輪でデビューした氏は4年前の7月に不慮の事故に遭い、その後、不屈の精神力で現役復帰したが、しかし、そのケガがもとで若くして引退することとなった。

 花束を受けた氏は、「元・競輪選手だからよく働く。礼儀正しいと言われるような社会人になる」と挨拶。
 すでに、海産物の流通関係の仕事に就いており、毎朝2時起きの厳しい日程に多忙を極めている毎日だ。また、選手会のバンク練習では、バイク誘導員も手伝って貰っており、支部員の競技力向上に一役買っている。
 また、梯氏からは、引退記念品として練習用にとストップウォッチも2個と金一封を頂き、会場に訪れた支部員から感謝された。

 会場は和やかな雰囲気で氏の第2の人生を応援していた。
 結婚式とは違った雰囲気の中で、同じ釜の飯を分け合った仲間の「第2の人生」に万雷の拍手が巻き起こった。
 競輪選手は、若くして高額の賞金を稼げる反面、サラリーマンとは違って早い現役引退もあり得る。しかし、誰もが競輪選手になって良かったと異口同音に語るところにこの職業が持つ一種独特の魅力がある。
 一人の選手が現役引退を迎える時、それは一人の男の新たなる旅立ちを迎える時でもある。

 司会進行役も務めた山下雄次一門と記念撮影

右から、和田信一選手(74期・A級3班・012898)、梯正幸選手(氏の実弟)(80期・B級1班・013336)、梯広幸氏(最前列)、重永修平選手(74期・A級1班・012896)、山下雄次選手(39期・A級3班・009307)、練習生

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