競輪選手の登竜門として知られる日本競輪学校・第88回生入学試験の合格者が、2002年２月１日に発表され、福井県からは、中村博陽（ナカムラ ヒロハル・19歳）、堂村知哉（ドウムラ トモヤ・19歳）、鷲田佳史（ワシダ ヨシフミ・18歳）の３人が、実に競争率１０倍近い難関を突破し晴れて合格した。

　第88回生の募集は昨年(2001)８月に発表され、同年10月11日、全国５ヶ所の競輪場（取手、川崎、大垣、観音寺、久留米）で１次試験が実施された。
　さらに、１次試験をパスした技能試験者（205名）及び適正試験者は、同年11月６〜９日の期間、場所を日本競輪学校に移し２次試験が行われ、厳正な試験審査の結果、この度、その最終合格者が発表された。

　合格の知らせを一日千秋の想いで待っていた福井出身の３人の受験者は、この日、合格の知らせを聞いて、欣喜雀躍、雪の降り積もる福井競輪場バンクに躍り出て、喜びを満面に表した。

　３人は、とても仲が良く、苦しい時も楽しい時もいつも一緒だった。

　助け合い、励まし合って頑張ってきた３人。今回、晴れて同時に合格でき、喜びもひとしお。

　８８回生には、スイス留学中の大森慶一（北海道）、永井清史（岐阜）など国際大会で活躍の超大物スターを始め、岩崎将士（青森）、太田貴之（宮城）、菅田和宏（宮城）などの２世も多い。

　しかし、その中でも、この福井トリオは、北陸人特有の粘り強さを発揮して、必ずや旋風を巻き起こすこと間違いなし。波乱の目として期待大である。

　５月入校を目途に、冬期合宿移動で調整開始。

　ファンの皆様、乞うご期待！