横濱たより　マイク・ヨコハマ

アートラボふくい

　福井市下馬といえば、1997年秋にオープンした福井市美術館[アートラボふくい（愛称）］がもっとも有名かも知れない。http://www.city.fukui.fukui.jp/museum/。誰もが気軽に美術に親しめる市民の美術文化活動の拠点として、単に展覧会を「鑑賞する」だけでなく、自らが「創作する」ことで美術を体験することも目指している。

　メインの建物は３階建ての円筒状のガラス張りでなんとなく「地球防衛軍基地」とよびたくなる。不死鳥フェニックスのモニュメントは福井市のシンボルだ。
　明るい館内は曲線を多用し独特の雰囲気を醸し出している。1997年のデザイン博をはじめ各種のイベントで利用することが多い。1998年には地元福井のデッサン会が合同で主催した裸婦デッサン習作展に出品したこともある。2002年６月にはメディアアートのイベントにも参加した。横濱たより91号参照http://www.mike.co.jp/hama/number/091.html
　２階には喫茶店がありそこからの眺めも悪くない。普段は空いているので貸し切り状態で楽しめる場合もある。
　駐車場も広くゆったりしているが、違法で使う人が増えたのか管理が厳しくなってきている。

下馬中央公園

　アートラボふくいと隣接して「下馬中央公園」も市民の憩いの場となっている。一般的に下馬公園と呼ばれることが多いが、本来の意味での下馬公園は横濱商館近くの小さな公園を指す。

　大きな鳥（不死鳥フェニックス）の形をした滑り台をはじめ子ども向けの遊具・アスレチック施設もあり、遠くから車で訪れる家族連れも多い。
　広大な芝生広場を利用してスポーツ界とを楽しむ人達も見かける。
　また、緑のコンクリートむき出しの建造物のコントラストが美しくファッション系のコマーシャルフォトの野外撮影にも利用している。