第299号 2010.11.5 故・坪川健一先生を偲ぶ会
2010年10月31日(日)に、福井市ベルあじさいホールで開かれた「故・坪川健一先生を偲ぶ会」に参加してきた。主催者の劇団福井自由舞台は2011年に設立65周年を迎える息の長い劇団で、その創始者が坪川さんだった。(WIKI参照) 私は1988年頃からワンコインシアターと呼ばれる毎週日曜日のアトリエ公演を見に行くようになり、かなり多くの舞台写真を撮ってきた。その一部は、偲ぶ会展示コーナーにも並び、懐かしかった。もちろん、坪川健一さんが舞台に立っているものも少なくない。 偲ぶ会の第一部は、坪川健一先生検定と銘打ったクイズ&ゆかりの人のトーク(後日、検定合格証が送られてきた)、第2部は、朗読劇「逃散」となっていた。総合司会は、五十川真季子、一部の進行はハロウインが結婚記念日(私たちと同じ事実婚を選択)のJET西部が軽快に務めた。戦争で捕虜になっていたことなど知らないことが山ほど有った。 懐かしい顔ぶれにも久々に出会え、同窓会的な色合いも濃かった。 朗読劇となっているが、古いビデオとライブのパフォーマンスは、原作の良さとも相まって、もの凄い迫力があった。ビデオの音声を所々カットして、その部分をOBや現役の劇団員が演じ、波の音や効果音もその場で作るという演出。かなりアマチュア演劇を見てきた私だが、この「逃散」は初めて見た。 ものを作ってきた人は、それらが何らかの形で残せるというのはとても素晴らしいことだと実感した。 私の葬式や偲ぶ会が催されるかどうかまったく先のことでわからないが、人は確実に「死」に向かっていることだけは確かだ。 ハロウインの日に劇団主催のイベントなので、6歳の息子のために作った帽子にカツラを付けたものをかぶって参加したが、仮装してきていたのは私ひとりだった。 <2013年11月23、24日には、吉野由希子追悼イベントがハートピア春江で行われました>
「横濱たより」は、1998年10月に創刊されたインターネットを利用したオンラインマガジン。名前の由来は、横濱商館ニュースでは堅いので柔らかい感じものにしました。「たより」とい
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