横濱たよりロゴ 第420号 2014.10.27
 「写真でとらえる身近な科学現象」普及のための写真教室(2)

古民家が講座会場 マニュアル撮影方法の個別指導 NPOふくい科学学園自作の水顕微鏡 おさごえ民家園から見える福井市街地
 2014年10月26日(日)は、晴天に恵まれたおさごえ民家園で2回目の講座。(1回目は、福井市アオッサ)
研究熱心な香川喜一郎理事長 「プロが教えるデジカメ教室」を天井に照明器具の無い古民家で実施するのは初めて。
 最初に、2つの方向性、情報の3つの段階、4つのオート、写真撮影5つの段階を再度説明。
 持参したカメラがどこませの接写ができるかを確認、コップの底に水滴をたらして作った凸レンズで撮影をしてから休憩。
 休憩時間には手つくりケーキと珈琲がでるが、科学学園が自作した放射線の軌跡を見えるようにした霧箱実験の実演も香川先生らが行った。
 8mm程度のホールに水滴を入れた「水顕微鏡」での小さな花の撮影。オートではまったくうまくいかないので、マニュアル撮影方法を個別指導。
 パソコン画面をプロジェクターで映し、加工・編集の実演を見て頂いた。写真は、シャッターを切った後にも2つの段階があることを理解してもらった。
 続いてのQ&Aコーナーでは、データのバックアップ方法、ISOとASAの関係、最適な画像処理ソフトの選択法などあちこちから手が挙がった。残った時間に古民家の広い土間を使ってストロボ連続写真も行った。
 宿題の個別指導も毎回人気。他の参加者も食いついて聞いている。単なるカメラいじりの講座ではなく、20年以上のキャリアを持ったプロ写真家の知識と経験を惜しげも無く披露する講座は、参加者に満足して頂けたものと確信している。写真やムービー制作講師の依頼は遠慮なくどうぞ。
 いろいろな実験器具を自作し、教育を実践するNPOふくい科学学園 香川喜一郎理事長の研究熱心さには頭が下がる。
  2回の講座ムービーへリンク
 

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