2023年7月30日(日)ハーモニーホール福井小ホールに「ピアノ連弾コンサート」に行ってきた。
連弾とは、1台のピアノを複数の人で演奏する珍しい形式で、2台のピアノ・デュオ(piano duo)とは違う。
演奏中は撮影・録音が禁止で写真は無いが、前半は、ピアノの指使いが見える1階下手で鑑賞。中村はるな×伊藤明美×花田佳奈(倉田佳代子氏の門下生による花与の会)の3名は、青を基調としたドレスで涼しげな演出で、クラシック曲を演奏。最初のラフマニノフの曲は、6手連弾といって、3名が1台のピアノを演奏する形式。
休憩は20分と長めなのは、演奏者が赤のドレスに着替えるための時間でもあったようだ。証券会社の会長さん、防災関係の元会長、フルート奏者などとも久しぶりに出会いご挨拶。会場は、1、2階ともに満席に近かった。
後半は、演奏者の表情が見える2階席上手に移動。仮面舞踏会や動物の謝肉祭など親しみやすい曲をセレクト。特に、清塚信也作曲のチャルメンは、バイオリン曲のチャルダッシュと歌劇カルメンを合わせた曲で、演奏者がステージ上を歩く演出もあり楽しませてもらった。アンコールでは、別の6手連弾曲が披露。
青い空に白い雲が浮かび、外気温は35度を超える暑い日だったが、何となく「人生は楽しいものだ」と感じさせる良いコンサートだった。
パイプオルガンが設置してある大ホールよりも、演奏者との距離が近い小ホールが好き。
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