変わっていなかったロサンゼルス
アナハイムから1時間ほど走るとダウンタウンのリトル東京に着いた。14年前とはかなり様子が変わっており、活気が無くなっている感じだった。バブル経済崩壊の影響があったらしい。
更に小1時間走り、14年前に住んでいた安アパート(ベター
リビング
センター)を訪ねてみた。当時もかなり老朽化が進んでいる建物だったので、当然、取り壊されていると思っていたが、ほとんど同じ状態で残っていた。住んでいる人に話を聞いてみると、オーナーの日系人は健在だという。
以前は柵など無かったのだが、ロサンゼルス暴動(1992)の際に被害に遭い、それ以降警備を厳重にしたとのこと。このアパートはコリアンタウンの南に位置していた。
続いて、ウェーターとして半年ほど働いていたUCLA近くの日本食レストラン「飛鳥」を訪ねてみた。日本人相手の店は、ばたばたと店を閉めているそうだが、この店はオーナーが中国人でアメリカ人相手に商売をしていたので、続けて来れたのかも知れない。ツアーガイドもあまり知らない店だ。
カウンター・テーブルの位置から従業員更衣室まで、当時のままだった。知り合いはひとりもいなかったが、現在のマネージャーが共通の友人を知っていて話が弾んだ。
昔と変わっていたのは、テーブルから灰皿が無くなった事くらいだろうか。(1992年の州法改正以来、屋内の喫煙は厳しく制限された)
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