横濱たより  


不定期発行 041-2 2001.1.12発行
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帰国報告(4)-ロサンゼルス


 世界一の車社会

 ラスベガスから飛行機で1時間足らずでロサンゼルスに到着する。ロサンゼスルは完全な車社会。地下鉄や鉄道を1980年代から整備し始めたが、基本は縦横に走るフリーウェーだ。片側6車線の道路に車が溢れ、渋滞しているのだ。これだけは、実際に体験してみないと納得できないだろう。
 アナハイムのホテルに荷物を置くと迷わず、レンタカーを借りることにした。
1日40ドルとフルカバーの保険が25ドル程度と格安。


 変わっていなかったロサンゼルス

 アナハイムから1時間ほど走るとダウンタウンのリトル東京に着いた。14年前とはかなり様子が変わっており、活気が無くなっている感じだった。バブル経済崩壊の影響があったらしい。
 更に小1時間走り、14年前に住んでいた安アパート(ベター リビング センター)を訪ねてみた。当時もかなり老朽化が進んでいる建物だったので、当然、取り壊されていると思っていたが、ほとんど同じ状態で残っていた。住んでいる人に話を聞いてみると、オーナーの日系人は健在だという。
 以前は柵など無かったのだが、
ロサンゼルス暴動(1992)の際に被害に遭い、それ以降警備を厳重にしたとのこと。このアパートはコリアンタウンの南に位置していた。
 続いて、ウェーターとして半年ほど働いていたUCLA近くの日本食レストラン「飛鳥」を訪ねてみた。日本人相手の店は、ばたばたと店を閉めているそうだが、この店はオーナーが中国人でアメリカ人相手に商売をしていたので、続けて来れたのかも知れない。ツアーガイドもあまり知らない店だ。
 カウンター・テーブルの位置から従業員更衣室まで、当時のままだった。知り合いはひとりもいなかったが、現在のマネージャーが共通の友人を知っていて話が弾んだ。
 昔と変わっていたのは、テーブルから灰皿が無くなった事くらいだろうか。(1992年の州法改正以来、屋内の喫煙は厳しく制限された)


 14年前と同じ芸風

 深夜にホテルで何気なくテレビを見ていて驚いてしまった。
 14年前にマルホランドという走り屋が集まる峠で会ったことのある人気コメディアン「ジェイ レノー」が出ているではないか。日本で言えば、所ジョージのような存在だろうか。
 頭髪はかなり白くなっていたが、トークコメディーショーの芸風は昔のまま。
 次の時代に何をすれば良いのだろうかというヒントを探りに来た旅であったが、あまりにも変わっていないものに出くわしてしまい悩んでしまったのが正直なところだ。


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