横濱たより  


不定期発行 045-1 2001.2.28 発行
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日本の奇祭左義長祭り


 雪の舞い散る中、2月24,25日に開催
 春を告げる祭りとして、300年も続いているという福井県勝山市の左義長祭り。冬のイベントとして市内の大通りを止めて10基以上の櫓と多くの露天商が出てにぎわう。
 左義長太鼓は、三味線とお囃子に合わせてユーモラスにたたくのだが、派手な衣装は女装していることになっているらしい。
 祭りのフィナーレは九頭竜川弁天河原で 行われたどんど焼き。河原には十三基のご神体が並び、町内に飾られていた短冊やしめ飾りなどが高く積み上げられ、神明神社で点火されたたいまつの火がご神体に移される。


新築した櫓のお値段は?
 各町内が所有している櫓は、当然、老朽化してくるので、計画を立て資金を集め、新築する。2001年も1基が新しくなったが、その価格は2500万円もするという。勝山市から150万円の補助が出たというものの多くは寄付でまかなわれる。
 補修して大事に使っていけば100年は使えるというが、水道も電気もない10坪ほどの建造物にしては高価なものだ。


社会風刺も鋭い川柳コンテスト
 櫓には川柳が張り付けられていて、それらを読んで回るもの楽しみのひとつだ。イラストにも味がある。
 毎年、そのときどきの政治批判などが多く読まれている。今年(2001年)はKSD問題も多く取り上げられていた。1月の15年ぶりの大雪を読むものもあった。
「Eメール、出しましたよと電話あり」というのは10年前のFAXと同じようでユーモラスだった。
 小雪の舞い散る中、人形焼きなどほおばりながら1時間も歩くとすっかり寒くなった。1997年に初めて参加して以来、5年間で4回参加したが、出来る限り足を運びたい日本の奇祭だ。


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