ちなみに2001年5月の予定は、
5/6 すじなし
5/13 リビドー(JETプロモーション)
5/20 キミニ@i ニイク(GULF)
5/27 リビドー2(JETプロモーション)
|
不条理劇「月と卵」 別役実作
この日の出し物は、海外旅行から帰った女性とそのアパートに入り込んでいた不審な男との不可解なやりとりで構成された70分ほどの「月と卵」。
男は、倉庫警備の仕事を定年退職し、株式会社「地球防衛企画」に再就職を果たし、地球外生物を捕獲してビニール袋に入れて持って帰ると歩合給が出ると説明する。「地球外生物」を「宇宙人」と呼ぶと馬鹿にされているように感じると執拗に訂正していく。だが、その存在を見たこともないと平然と言い放つ。
別役実らしい緻密な会話構成と不可解な会話の連続で芝居が進行する。緊張感の中にもユーモアを織り込み、ぐいぐいと観客を引っ張っていく。
懐かしい写真は木戸口に展示
1988年頃は、アメリカ旅行(65000kmのモーターサイクルでのひとり旅)から生まれ故郷の福井に帰り、創刊当時の月刊ウララの写真担当として駆け出しだった。
ほとんど毎週足を運び、ニコンのカメラでステージ写真を数多く撮影した。貧弱な機材で懸命に撮影していた。その写真の一部はNHK福井でも使用され、使用料が10000円出たことも懐かしい思い出だ。
デジタルカメラなどイメージすることすら出来ない時代で、イタリア製の高感度スライドフィルムで撮影していた。
当時は福井自由舞台の公演のみだったが、「眠っちゃいけない子守歌」、「帽子屋さんのお茶の会」、「薔薇十字団渋谷組」、「化粧」、「エレベーター」など懐かしいプリント写真が展示されていた。
当時の出演者は仕事の都合や結婚、出産で劇場と距離を置いている人が多いが、写真の中では確実に青春のひとこまとして記録されている。
|