横濱たより


不定期発行062-1 2001.8.26発行
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21世紀サーカス


キグレNewサーカス来福
 2001年7月20日() 〜 8月26日()まで福井市大和田の特設テントでキグレNewサーカスの公演が行われた。
キグレサーカスは昭和17年(1942)創立。1937年ドイツのハーゲンベックサーカスの来日公演を契機に始まったサーカスブームの中、 日本のサーカスの数も30団体を数えたが、太平洋戦争の勃発で各サーカス団は休業を余儀なくされ暗い時代を迎える。そのなかでキグレサーカスは途絶える事なく終戦と同時に復活し確実に復興を遂げた。


昔ながらのサーカスの出し物
 キグレNewサーカスが福井に来るのは5年ぶりだが、前回の公演は見逃していた。結構、サーカスは好きで、ここ10年で福井市営体育館に来たボリショイサーカス、フェニックスプラザに来たボリショイ舞台サーカスを見学した記憶がある。本場ボリショイサーカスは、団員の年齢層も高く、動物芸の熟練度は驚異的だった。ラスベガスのホテル「サーカスサーカス」では空中ブランコをメインにしていた。
 今回の出し物としては、ジャグラー、自転車や一輪車の曲乗り、動物ショー(今回は、象、熊、アシカ、犬、猿)、綱渡り、空中ブランコ、モーターサイクルの曲乗りと言ったところだろうか。所々にミュージカル仕立てのレビューショー的なものを挟んでメリハリをつけていた。
 私の子供の頃、1970年前後は既にテレビの時代で、サーカス団はわずか4団体になっていたが、それでも毎年のように公演に来ていたように思う。カンガルーとボクシングしたり、筋肉マンが巨大な鉄球をゴムまりのように扱う芸も披露していた。
 サーカスの出し物としては、既に19世紀には完成していたように思うが、いかに現代にマッチした形でショーアップするかが見せ所のようだ。真夏の公演ということで冷房完備が案内されているが、大きな工業用のクーラーが入り、快適な環境で楽しめるようにしているのもその一環だろう。


死の鉄球(モーターサイクルの曲乗り)
 一番興奮したのは、死の鉄球と呼ばれるモーターサイクルの曲乗り。直径10mにも満たない檻の中を爆音と共に縦横無尽に走り回る芸だ。
 最初は1台だけだったが、2台になり、ついには3台のマシンがぐるぐると走り回った。ちょっとでもタイミングが狂えば、3台共がクラッシュしてしまうスリルが凄い。子供の頃にも強烈な印象を受けたが、今回も同様に心臓が高鳴った。

 入場料収入以外に、動物とのポラロイド写真撮影(1枚1000円)、グッツ販売、飲食販売で経営基盤を支えながら頑張っている姿も印象に残った。場面展開の素早さ、音響・照明などを駆使してまたの公演も楽しませて欲しいものだ。(2001.8.21昼の部見物)


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