楽市楽座in福井 8.15 8.16

F楽通信 8月27日号a
 楽市楽座in福井に贈られた支援物資の量

 イベントが終了し10日が過ぎ、ようやく一段落しました。応援ありがとうございました。
 大まかに贈られた支援物資の量を計算してみました。
 インターネットを中心に呼びかけ宅配便で持ち込まれた段ボール箱は約450個。北海道から九州までのほぼ全域で、東京都と兵庫県が目立っていました。福井県内からは1個だけでした。多くは衣料やタオルでTシャツ4枚をUパックで送ってこられた方から、赤帽さんで布団を5組持ち込まれた方もいらっしゃいました。最大は、神戸からのタオル・軍手99箱でした。大半はお配りできましたが、10箱は愛媛県新居浜市に送りました。
 直接、会場に持ち込まれたものは記録がないものが多いのですが、テレビ・新聞に大きく報じられた16日には大型テレビ、テーブルセット、冷蔵庫、洗濯機、電子レンジ、暖房器具、布団、中古家具などが、トラック10台分くらい届きました。
 また、福井市の防災センターからは12日頃までに飲料水(多分、2トンくらい)、レトルト食品(多分1000食分)、消毒液、歯磨き、石鹸などがそれぞれ数100kg提供して頂きました。
 16日の朝早くには福井県の防災課(原子力対策のセクションでもある)から電話が入り、洗剤、トイレットペーパーなどがワゴン車1杯分持ち込まれました。タオル、衣料、マスクやデッキブラシなどすでに需要がなくなっているものは丁重にお断りいたしました。
 約100坪のソウコスペースは、家電・子供用品・衣料・食器など10くらいのカテゴリーに分類して並べましたが、大きな家具などは路上に並べました。

 ここでもはっきりしたのですが、行政機関に送られた救援物資は、実際に被災者の手には渡りにくく、ほとぼりが冷めた頃に廃棄処分になるということです。特に、県に送られたモノは直接被災者住民の手に渡ることはなく、いったん、市町村に引き渡すことになります。その市町村も公民館などを通じて「公平」に分配する必要があるので、時間がかかり、なかなか被災者の手に渡ることはないのです。それでも、ボランティアセンターが機能しているときはかなりの物資が現場で消費されました。しかし、2週間を過ぎ、センターが解散すると行き場を失ってしまうのです。
 渡らなかったモノはどうなるか。みんなの関心が薄れた頃に私達の税金を使って廃棄処分されるのが悲しい現実です。
 そうならないためには実際にフットワークが軽く活動してる民間に送るのが正しい方法ではないかと考えています。その為には日頃からNPO活動などに関心を持ち、いろいろな人脈を作っておくのも必要だと感じました。

 今回も傘200本とか鞄ワゴン車1杯が楽市楽座in福井に持ち込まれましたが、これらの物資は福井市にも福井県にも受け取りを拒否されたものでした。そのくらいの量だと配りようがないので、担当者が断ったのはある意味当然の処置です。
 しかし、私達はこれらの支援物資を必要な人達に配ることができました。それが、行政にはできない民間ならではのボランティア活動だったと自負しております。


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制作:2004.8.27 04:30
訂正:2004.8.27 04:30

呼びかけ人:マイク・ヨコハマ
imac@mike.co.jp
Tel:090-9766-3340