|
|
不完全燃焼のままで終わってしまった今日のレースを、明日の準優戦でぶつけようと心に誓っていた。 大垣には2000年6月25〜27日(成績626)以来3ヶ月振りの参加だった。大垣競輪場は、福井からは一番近い距離にあり、私にとっては相性に良いバンクだ。 前回の久留米から比べれば楽な参加で、おまけにここ(大垣)は3号賞金だから私に限らず参加選手もやる気十分だ。 地元中部勢は鳥越靖弘に一丸政貴と竹内久人、西は上野崇雄に和田昼善と藤原克成、そして近畿は松山勝久に鷲田善一と桜井邦彦、といずれもS級経験のある豪華メンバーだった。 3分戦となる初日特選は牽制スタートで始まり、8番車の藤原が前に飛び出しても牽制が続いた。藤原との差はみるみる離れ競技規則11条(過度牽制)の適用は避けようになかった。いやいや鳥越が前を追い、並びは鳥越 - 一丸 - 竹内 - 上野 - 和田 - 藤原 - 松山 - 鷲田 - 桜井で落ち着いた。 7番手からの押さえ先行になる松山
- 鷲田 -
桜井ラインの先手は、誰もが疑わなかったと思ったが、ジャン前の2コーナー付近で松山は前に出ることをなぜか躊躇してしまったのだ。それを見た上野
- 和田 -
藤原ラインが一気にスパート。松山は慌てて4番手を獲りにいったが、鳥越
と併走になった。 (オイオイ、どうなっているの?) 外併走の最悪の状態になってしまった私は、最終2コーナーでは9番手の位置。それも先行3人が先頭に並んでしまったこの展開では、成す術もなかった。 松山を責めても仕方がない。付いて行かなかった私が悪いのだ。 (こんな時もあるさ) 私は不完全燃焼のままで終わってしまった今日のレースを、明日の準優戦でぶつけようと心に誓っていた。 |
|
|
電子メールは、zen1@yacht.ocn.ne.jpまで |