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一宮普通競輪 第1日目 初日特選 2001年5月23日(水)
 

本来の自分のレースが出来なかったことが唯一不満だった。

【レース経過】 

 スタートで岐阜の鷲見が出ると、地元愛知の長村 - 本村と後に続き、2周回目には前から鷲見 - 長村 - 本村 - 中武 - 鷲田 - 飯田 - 小室 - 石井 - 高橋の隊列となった。

 ライン的には、中部3車、近畿2車、関東2車、南関2車だったが、実質2分線に分かれる展開が予想され、飯田以下の関東、南関4車の上昇に、中団の近畿と前受けの鷲見以下の中部がどう動くかだった。

 赤板を過ぎ、飯田 - 小室 - 石井 - 高橋が上昇してきた。鷲田がその後に切り換えジャンを迎えた。
 鷲見は、下げて捲りに回ると思ったが、飯田が上昇してくると、突っ張り先行に出た。

 残り1周のホーム通過は、先行飯田の後ろをイン鷲見 - 長村 - 本村、アウト小室 - 石井 - 高橋で競り合う形となり、鷲田 - 中武がその後に続いた。

 そのままの隊列で最終バックを過ぎ、最終4コーナー、小室に競り勝った鷲見が抜け出し、1着でゴール、中部勢が上位を独占した。

【レース感想】

 先行選手は、鷲見と飯田で2分線の展開が予想された。鷲見は先行より、捲りを多様しているから、飯田の先行を鷲見が捲る展開になると思っていた。
 もし、そうなった場合、私は飯田 - 小室 - 石井 - 高橋の5番手に切り換え、4コーナー勝負と決めていたが、鷲見がイン粘りに出たから計算が狂った。

 事故点を気にしなければ、ホームで追い上げることも出来たが、踏みとどまってしまった。それに、前期S級の2番車石井が捲り上げるかもしれない、という他力本願も手伝って、最終バック通過は前列併走の5番手となった。

 降りしきる雨で、鷲見は、捲りは難しいと考えたのか、イン粘りで勝利をもぎ取ったレースだった。

 この展開では5着が精一杯、と自分を納得させた私だったが、本来の自分のレースが出来なかったことが唯一不満だった。

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